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韓国映画『麻薬王』感想 – ソン・ガンホの鬼気迫る演技と豪華出演がおすすめ、ストーリーは長い

4.0
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麻薬王 あらすじ

1970年代の釜山、一介の密輸業者だったイ・ドゥサム(ソン・ガンホ)。麻薬の密輸に手を染める。

麻薬でも産業として輸出できれば愛国になる、として、見る見るうちに業績を積み上げるドゥサム。

一方、検事のキム・イング(チョ・ジョンソク)は、麻薬組織を撲滅しようと動き出す。

麻薬王 感想

18禁だけど濃厚なベッドシーン的なものはなし。麻薬の話なのと残虐殺人が出てくるので未成年閲覧不可となっている。

Netflixオリジナル映画。
スパイな奴らインサイダーズなどのウ・ミノ監督作品。
今年(2020年)の映画、南山の部長たちは、名だたる映画賞を総なめしそうだ。

70年代は釜山を拠点にして、日本への密輸ビジネスが隆盛だったそうだ。
麻薬も誇らしく『メイド・イン・コリア』というブランド名で売るほど。

70年代だよ?そして麻薬といっても覚せい剤、ヒロポンである。
そういえば、芸能人とかはかなりの割合でやっていた印象。

ちなみにヒロポンは、大日本住友製薬の登録商標で、戦前戦中は疲れをとる薬などとして合法的に売られていた。
塩酸メタンフェタミン製剤。

戦後はもちろん違法である。日本では1951年に覚せい剤取り締まり法違反薬物となった。

という、前置きはここまでにして、ソン・ガンホ演じるイ・ドゥサム。実在の人物ではないようだが、壮大な彼の一代記は見ごたえがある。

登場人物がやたら豪華。普通の映画よりもすごいんじゃないかというくらい。
ネットフリックスオリジナルの映画を見るのは初めてだが、お金は持っているなーと感じる。

舞台設定もめちゃめちゃ凝っているし、画面がビビッドでとても綺麗。
音楽もとても良い。

大阪が出てくるのだが、キャバレー(カラオケ?)のシーンでかかっていた曲はなんだろう、知ってる気がする。
日本のシーンも、日本人俳優を起用して行ってヘンテコな日本語で萎えるということもなかった。

山一證券の看板があったのがなんだかグッとくる。

キムデミョンが従兄弟という設定も良い、ソン・ガンホと雰囲気が似ている。
ペドゥナが色っぽくてかっこいい。こんなセクシーなペドゥナを見たのは初めての気がするが、とても似合っていた。

たくさんすごい俳優が素晴らしい演技を見せてくれるのだが、元カレは天才詐欺師などで、冷たくまじめな検事などの役でよく見かけるチョ・ウジンのヤクザ親分の迫力が特に印象的だった。

あと、キム・ヘゴンがアシュラと同じことになってたのは、、、

しょせんは犯罪でのし上がったのだから、結末は転落していくしかない。
麻薬中毒になってどんどん壊れていくソン・ガンホの一人芝居も鬼気迫る、役作りで痩せたのだろうか?本当にやつれていっている。

ただ、長い。
廃人になってもう終わりそうになってからまだ25分あるの?と時間を確認してしまった。

韓国では、この映画は結構不評のようだ。ソンガンホだから全部高評価じゃないところが、韓国人の目が肥えているところ。

展開は割と予想できて物語にあまり深みはないが、韓国俳優特盛セットみたいで見て損はない。

刺激的な見どころシーンを盛り込んで、ハリウッドエンタメみたいに派手さを売る感じがネトフリ映画なのかな?
もう少しいくつか見てみようと思う。

麻薬王 映画情報

公開年:2018年
上映時間:139分
原題:마약왕(麻薬王)
監督:ウ・ミノ

麻薬王 キャスト

ソン・ガンホ:イ・ドゥサム
チョ・ジョンソク:キム・イング、検事
ペ・ドゥナ:キム・ジョンア、ロビイスト、チン会長の養女
キム・ソジン:ソン・スッキョン、イ・ドゥサムの妻
キム・デミョン:イ・ドゥファン、イ・ドゥサムの従弟
イ・ソンミン:ソ・サンフン、麻薬監視課 課長
イ・ヒジュン:チェ・ジンピル、ヨンパル派 部長
チョ・ウジン:チョ・ソンガン、釜山の親分
ユン・ジェムン:キム・スンピョン、大阪の仲間
ソン・ヨンチャン:国連大使
キム・ヘゴン:ペク・ウンチャン、中央情報部 監察室長
パク・チファン:ワン・ムノ、朝鮮族
チェ・ドンムン:ク社長、汝矣島
チェ・グィファ:ハム・サンホ、中央情報部室長
ユ・ジェミョン:キム班長、釜山税関
キム・ジョンス:保安係長、チェ・グァンヒョン
ナ・グァンフン:ソ・スゴン、神戸の親分
イ・ホチョル:河馬、ヒロポン密輸業者 
キム・ホンパ:ペク教授、ヒロポン製造技術者
イーエル:密輸同業者