トッケビあらすじ
高麗時代の英雄キム・シンは、王の嫉妬から逆賊として死罪となるが、神の力によってトッケビとなり永遠の生をさまようことになる。
彼の胸に刺さる剣を抜いて、永遠の命から解放させることができるのはトッケビの花嫁だけ。
900年後の世界、母を失い、叔母の家でしいたげられながら生活する女子高生ウンタク。
彼女には幽霊が見える特殊能力があった。ある日、シンは自分の正体を見破るウンタクと出会う。
ウンタクは自分がトッケビの花嫁だと主張するが、シンはそれを認めようとしない。
ところが天真爛漫なウンタクと過ごすうち、命の終わりを望んでいたはずのシンの心は揺らぎ始める。
トッケビ感想
韓国の人に「ものすごく面白いよ!」と強くお勧めされた本作品。
壮大な世界観。映画のように美しい映像。素晴らしいOSTの楽曲。これだけで見る価値がある。
スタイリッシュなトッケビ(コン・ユ)と死神(イ・ドンウク)のコンビは絶妙。
ウンタクを演じるキム・ゴウンの演技も秀逸。境遇が自分のことのように伝わってくる。
とにかく綺麗でおしゃれ、環境映像としてぴったりのドラマだ。
しかし惜しむらくは壮大過ぎる設定に内容がいまひとつついてきていない、つまり説明不足な点が多いのだ。
過去と現在を行き来する中、しかれた伏線もなんだかあっという間に回収され、よく言えばテンポが速いのだが、悪くいえばひとつひとつのエピソードが雑だ。
これは16話という短い中にたくさんの要素を詰め込み過ぎたからではないだろうか?
20話、いや30話くらいのボリュームで見たかったテーマかもしれない。
物語自体は間違いなく面白い、ギャグが寒い。いかにも狙ってドヤ顔が垣間見れてしまう。
ラストも自分としては少し拍子抜けた感じ。
期待が大きかった分、評価が辛いかも、もう少しで5になるところの★4つといったところ。
みんなにお勧めしたい作品であることは間違いない。