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韓国映画『僕らの青春白書』感想 – イ・ジョンソクの貴重な若かりし頃を目に焼き付けたいならおすすめ

3.5
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僕らの青春白書(字幕版)

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僕らの青春白書 あらすじ

不良女子学生のヨンスク(パク・ボヨン)はイケメンでプレイボーイのジュンギル(イ・ジョンソク)の事を幼いころからずっと想い続けていた。

そんなヨンスクの事を好きな不良番長のクァンシク(キム・ヨングァン)はジュンギルの事が気に入らず、会うたびに暴行を働く。

しかしジュンギルはソウルから転校してきたソヒ(イ・セヨン)に一目ぼれ、なんとか彼女の気をひこうと猛アタックするのだった。

僕らの青春白書 感想

思いの他面白かったよ。

こういう『性春』テーマみたいなのは嫌悪感を持つんだけど、この映画はそうでもなかった。

80年代の韓国。自分の当時は韓国のことなど頭にはなく過ごしていたが、映画で見る80年代の韓国は、日本よりもだいぶ遅れているように見える。
なので、日本の80年代よりさらに10年以上さかのぼった感覚が近いのかもしれない。

最近、イ・ジョンソクの映画をよく見ているが、別にファンではない。お人形のように美しいとは思うが特に興味はない。
ドラマでも何作か見たが、このところ見た映画でのイジョンソクのほうがキャラクターが多彩で良いと思える。

イ〇ポなサイコ殺人鬼、クールな優等生スイマー、そして今回はヘタレのヤ〇チン小僧。
今作では最後にドラマで見せるような”理想的なイジョンソク”が登場してこれも狙ったものだったろう。

そうそう、茄子でVIPを思いだした(笑)

パク・ジョンミン君の情けないザ・脇役キャラもよかった!

それにしてもイ・ボヨンみたいな可愛いスケ番がおりましょうや?かつらをかぶったシーンは明菜みたいでした。
イ・ボヨンとイ・セヨンは配役を入れ替わったほうが・・と思ったものの、中盤、ああそういう展開ねと納得。

『死ぬまで日本を恨めと習った』というセリフにジャブっぽい軽いメッセージ性を込めて居た。
この程度で反日と思うなかれ、時代を反映している描写。

登場人物のすべてがどこか嫌な感じなのだが、見終わった後にはみんなに親近感を覚えている。
主人公以外のサイドストーリーも丁寧に見てみたい気持ちになった。

特筆すべきは、キム・ヒウォンとラ・ミランのメロドラマ。
お気に入り俳優のキム・ヒウォンがいい人役でキスシーンまであるというのだから、これだけでこの映画を見た価値がある。

内容は割と薄っぺらいのだが、退屈することなく楽しい時間を過ごせた

僕らの青春白書 映画情報

公開年:2014年
上映時間:121分
原題:피끓는 청춘(血沸く青春)
監督:イ・ヨヌ

僕らの青春白書 キャスト

パク・ポヨン:パク・ヨンスク、スケバン
イ・ジョンソク:カン・ジュンギル
イ・セヨン:チェ・ソヒ、転校生
キム・ヨングァン:チョ・グァンシク、番長
クォン・ヘヒョ:カン・デパン、チュンギルの父
キム・ヒウォン:イ・チョンパル先生
ラ・ミラン:キム・ナンヨン先生
パク・ジョンミン:ファンギュ、チュンギルの子分
キム・グァンギュ:カン・デプン、チュンギルの叔父
ユ・ハボク:チェ社長、チェ・パルボン、ソヒの父