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韓国映画『ミスターGO!』感想 – ゴリラのCGがすごい、思ったより面白い、中日ドラゴンズファンにもおすすめ

4.0
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ミスターGO!(字幕版)

ミスターGO!あらすじ

中国の潰れそうな雑技団のスターは、ゴリラのリンリンだった。特技は野球。若くして団長となった少女フェイフェイ(シュー・チャオ)に従順で優しい性格。

ある日、野球ができるゴリラの噂をを聞いた韓国のエージェントが、プロ野球選手としてリンリンをスカウトに来た。雑技団の借金返済するため、契約金10憶円でフェイフェイとリンリンは韓国へ飛んだ。

エージェントの超高級マンションで2人と1匹の奇妙な共同生活をしつつ、韓国最下位球団でデビュー。 怪力でホームランを連打するリンリンのおかげで球団はどんどん順位を上げていくが…。

ミスターGO!感想

イロモノと避けるにしては豪華すぎ、一見の価値あり!

昨日見た『僕らの青春白書』をきっかけに、キム・ヒウォン出演の映画をいくつか見て見たくなったのでこちらをチョイス。

存在は知っていたが、レビューも芳しくないし、あらすじからして色物臭がプンプンしていたので見るのは敬遠していた。

が、出演俳優を見ると妙に豪華じゃないか。韓国おじさん俳優好きにはたまらない脇役オールスターズ総出演。

そしてゴリラのCGのクオリティがすさまじい。ハリウッドの有名作品にも勝るとも劣らない出来ではないか。
この監督は、この映画のためにコンピューターグラフィックの会社を作ったそうだ。この映画では回収できなかったかもしれないが、後の神と共にの大ヒットにつながる。

それにしても、野球場の観客などはどう撮影したのだろう?
本物の野球のときの映像を合成したのだろうか、なんにしろ盛り上がりの臨場感をすごく感じる。

ソン・ドンイルはこのような映画の主演に本当にふさわしい。

残念なのは、少女ウェイウェイにイライラしたこと、ゴリラに対して扱いがひどすぎないだろうか。
特にリンリンとエージェントだけで野球場に行かせて、その後トラブルにになるのは当たり前であまりにもお粗末すぎる。

そして、もう少しメインの野球自体に重点を置いて描いてほしかった。

中日のオーナーが変な髪型のオダギリジョーなのは面白かったし、巨人のオーナーがやはりの悪い日本人専用俳優キム・イヌなのも面白かった。
土下座シーンは本邦ナショナリストさんたちには許せない部分かもしれないが、韓国人がスカっとする鉄板ギャグだと軽く受け取るべきだと思う。

我が愛するドベゴンズが巨人と並んで日本の野球チーム二大トップと言われていたが、そこまで評価が高いとは嬉しかった(笑)それにしても巨人はともかく多くの球団の中でなんで中日が選ばれた?

あとはキム・ヒウォンがライバルゴリラとを調教して対立構造になるのはよかったが、クライマックスは怪獣決戦みたいな取っ組み合いのケンカではなく、野球で決着つけてほしかった。

お話し自体は少々不満が残るが、韓国映画好き同士で話題に出せば結構盛り上がりそうな良い映画だったと思う。

豪華な出演陣と迫力の映像に★4

ミスターGO! 映画情報

公開年:2013年
上映時間:132分
原題:미스터 고(ミスターゴ)
監督:キム・ヨンファ

ミスターGO! キャスト

シュー・チャオ:チャオ・ウェイウェイ、ロンパサーカス団長 15歳
ソン・ドンイル:ソン・チュンス、スポーツエージェント
キム・ヒウォン:リム・シャオガン、借金取り
キム・ジョンテ:NCダイナース 団長、チャン・ウウォン
キム・ウンス:ユン・テジン、韓国野球委員会総裁
チョン・インギ:韓国野球委員会 事務総長、コン・イング
チョ・ジェユン:整形外科専門医師、チョ・ジェユン

ピョン・ヒボン:ウェイウェイの祖父
キム・ギチョン:サーカス団員

キム・ガンウ:斗山ベアーズ 団長、キム・チャンギュン
オダギリジョー:中日ドラゴンズ球団 オーナー、伊藤ひろし
キム・イヌ:読売ジャイアンツ 球団オーナー、井上たいち
キム・ヨンゴン:斗山ベアーズ 球団オーナー
キム・ジョンウン:キム・ジョンウンのレモンツリーMC
マ・ドンソク:野球解説委者
チョン・ジユン:ホームショッピング司会

キム・フンネ:ミスター・ゴー、ローランドゴリラ リンリン
イ・ジュニョク(1972年生):ゼロズ、マウンテンゴリラ レイティン