麗 ~花萌ゆる8人の皇子たち~ あらすじ
さえない化粧品販売員のコ・ハジンは、湖に落ちた子供を助けようとして溺れてしまう。
気が付くと、ハジンは高麗時代の少女ヘ・スとなっていた。
スは皇帝ワン・ゴンをはじめ美しい8人の王子が住む宮廷で生活を送ることに。
優しい第8皇子、ウクと想い合う一方で、冷たい第4皇子ソにも次第に惹かれていく。
ある日ソこそが後の皇帝光宗だと知る、そしてそれを導くのは外ならぬスだった。
知らず知らずに歴史を変えてしまうヘ・スの運命はいかに?
麗 ~花萌ゆる8人の皇子たち~ 感想
まず、タイトルと広報画像を見ると、キラキラした時代ラブコメのように思えるが、実際は大変暗いトーンの重々しいドラマだ。
だが内容は悪くなかった。
筆者はイ・ジュンギのドラマを意外にも初めて見た。年齢を重ねているものの、人形のような美しさは健在だ。
とにかく終始一貫して、ソが可哀想すぎて見進めるのがつらいほど感情移入してしまった。
一方、ウクを演じたカン・ハヌルも、明暗の演じ分けが非常に良かった。この方はいい人に見せかけて実はネクラな役が非常に板についている。ミセンのベッキ役もほうふつとさせた。
アイユのスも、現代の少女が高麗に行って成長していく姿がぴったりで適役だったと思う。できることならもう少し歌声が聞きたかった。
他の王子たちも最初はあまりに登場人物が多すぎてだれがだれだかといった感じではあったが、見進めていくにつれ見分けがついてくる。
最後までジリジリさせる良作。願わくばもう少し明るい終わり方なら満点であるのだが・・・★4