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韓国映画『フィッシュマンの涙』感想 – すぐに手のひらをかえす人々、現代社会の風刺がきいていておすすめ

4.0
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フィッシュマンの涙(字幕版)

フィッシュマンの涙 あらすじ

製薬会社の治験に参加した男パク・ク(イ・グァンス)は、副作用で魚男に変身してしまった。

事件はあっという間にトップニュースとなり、若者は一躍脚光を浴びて時代の寵児に。しかし、メディアはあっという間に手の平を返し、魚男は奈落の底へと落とされる。

父親、彼女、人権派弁護士、そしてスクープ狙いの記者がそれぞれの事情を背負いながら、魚男を助けて製薬会社に対抗するが…。

フィッシュマンの涙 感想

昨日に続けてのイロモノ?映画。今回もキム・ヒウォン鑑賞

以前から気になっていたが、魚のルックスが受け付けなくて敬遠していた。
しかし評価が良いようなので。。。

思ったより、重苦しくはない。コメディと言ってもいいほど。

主演は『あなた、笑って』でお兄ちゃんを演じたイ・チョニ、初めて主演を見た。
魚男は『トンイ』でコミカルなトンイの兄代わりを演じたイ・グァンス

そして恋人?役にパク・ボヨン
魚男の父親はチャン・グァン

配役だけでも相当面白い

治験で魚人間にされてしまったという、まずありえない設定ではあるのだが、
これは痛烈な社会風刺だ。

日本社会でも、弱者の被害者が、社会や大企業、政治を訴えると
ある人々はそれをヒーロー、アイドルともてはやし
ある人々は被害者本人以上に怒りを表す
さらにある人々はなぜか被害者を叩き始める・・・

そういう目に遭ってしまっている人をSNS上でたくさん見てきたし
自分もいつかそうなるかもしれない
世間のおもちゃになってしまう悲劇

悪の根源である製薬会社博士は悪人なのか
無料で弱者を救う人権派弁護士は善人なのか

頭カラッポそうなビ〇チ女子はバカなのか
マスゴミは悪なのか、なぜそうなのか

身近なことに置き換えていろいろ考えてしまう

最後に魚男はあれで幸せになったのか
いつか網につかまったりはしないだろうか・・・

『考えさせられる』映画

フィッシュマンの涙 映画情報

公開年:2015年
上映時間:93分
原題:돌연변이(突然変異)
監督:クォン・オグァン

フィッシュマンの涙 キャスト

イ・グァンス:パク・ク、魚男
イ・チョニ:ソ・サンウォン、 ABSテレビ記者
パク・ポヨン:チュ・ジン、パク・クの恋人
チャン・グァン:パク・クの父
キム・ヒウォン:キム・テゴン弁護士
イ・ビョンジュン:ピョン・ソックン博士
チョン・インギ:キム・ドンシク部長、ABS
ミョン・ゲナム:会長
イ・ジフン:カンミ製薬 幹部