韓国映画『ひとまず走れ！』感想

2.5

2022.05.192022.12.08

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ひとまず走れ！あらすじ

ほら吹き御曹司ソンファン（ソン・スンフォン）、男キーセンのウソプ（クォン・サンウ）、ネット配信者ジノンの三人組。
ソンファンの車で遊び歩いていたある日、上から男が降ってきた。男は行方をくらましたが、大金が残されていた。
その金を「いったん持ち逃げしよう」とするが・・・

2002年ということで、ソン・スンホン、クォン・サンウが高校生役と若い、さらにイ・ソンギュンも高校生。若い・・・がみんな今でもあまりイケメンぷりが変わっていないのが驚く。

そして古いパソコンがとてもナツカシイ。これは面白そう・・・と最初は思ったのだが。。

熱血刑事役のイ・ボムスもいい
ドジな泥棒役のイ・ムンシクも良い

なのになぜ面白くないのか・・・
それは主人公が定まっていないから。
登場人物全ての目線から描写する群像劇になってしまっている。

群像劇を描くのは難しい。裏がわかってしまうわけだからよほどシナリオを練らなければいけない。
この映画は全員ほぼ均等に描写してしまうので、何もハラハラしないのだ。

あれ？コメディかな？サスペンスなのかな？え？ファンタジー？なんだかテイストもごちゃごちゃ。
無駄な登場人物、無駄なシーンが多かった。

冒頭のセリフの伏線も最後回収したが、で？という感じだった。

主役を３人組、、いや、ソン・スンホンとクォン・サンウの２人に絞って、
対立するのは刑事か泥棒かのどちらかにしておけばよかったと思う。

だた、キャストだけ考えればまず一見の価値はあるかも。

公開年：2002年
原題：일단 뛰어 （一旦走れ）
監督：チョ・ウィソク
上映時間：120分

ソン・スンホン：ソンファン
クォン・サンウ：ウソプ
キム・ヨンジュン：ジノン
イ・ボムス：ジヒョン、刑事
チョン・ギュス：富豪室長
イ・ムンシク：ボンパル、泥棒
パク・チョルミン：料金所
イ・ボンギュ：警察署長
イ・ソンギュン：同級生

Paramount