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韓国映画『グエムル -漢江の怪物-』 怪獣映画史上に残る傑作

4.5
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グエムル-漢江の怪物-(字幕版)

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グエムル -漢江の怪物- あらすじ

ソウルの中心を流れる漢江 (ハンガン)のほとりで、パク一家は売店を経営していた。

河岸で多くの人びとが休日を過ごしていたある日、突然正体不明の巨大な「グエムル(怪物)」が現れ、父親カンドゥ(ソン・ガンホ)の目の前で娘のヒョンソ(コ・アソン)がさらわれてしまう。

一家は団結して娘の奪還を決意する。

グエムル -漢江の怪物- 感想

めちゃめちゃ面白かった!家族で大笑い。

真昼間に人がいっぱいいるところに怪獣が現れ、手当たり次第にパクパク食べていくのは圧巻。
怪獣映画史上に残る名場面だと思う。

ただしこれは韓国映画、日本人が見慣れている、ガメラ・ゴジラなどのような怪獣モノのような爽快感を求めると肩透かしをくらうかもしれない。
王道のストーリーではなく、後味すっきりとはいかないので覚悟を。

怪獣はむしろ脇役で、面白家族を見るのが楽しい。
とにかく主役家族の俳優陣が豪華、ソン・ガンホはもちろん、祖父役にピョン・ヒボン、姉にはペ・ドゥナ。

決してコメディではないのだが、なんじゃこれ、とみんなで笑って見られる。
シリアスな場面に随所挿入される「これ笑うところ?」という笑いが絶妙。

韓国の現状も皮肉を込めて描かれており、とても興味深く見れた。

やたらうるさい葬式、一般階級への圧政、アメリカ批判、子供の浮浪者がいること、
そして成人男子は全員軍隊経験があるから、銃器を入手すればすぐ使える、など。

映像は怖いながらも美しく、芸術作品ともいえなくもない怪獣映画。さすがポン・ジュノ監督。

話のタネに押さえておきたい作品。

グエムル -漢江の怪物- 映画情報

公開年:2006年
上映時間:119分
原題:괴물(怪物)
監督:ボン・ジュノ

グエムル -漢江の怪物- キャスト

ソン・ガンホ:パク・カンドゥ、漢江公園売店経営
ピョン・ヒボン:パク・ヒボン、カンドゥの父
パク・ヘイル:パク・ナミル、カンドゥの弟
ペ・ドゥナ:パク・ナムジュ、カンドゥの妹、アーチェリー選手
コ・アソン:パク・ヒョンソ、カンドゥの娘

オ・ダルス:怪物の声
ユン・ジェムン:路上生活者
パク・ノシク:興信所職員
ユ・スンモク:タクシー運転手

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