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韓国映画『イテウォン殺人事件』感想

4.0
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イテウォン殺人事件(字幕版)

イテウォン殺人事件 あらすじ

梨泰院のハンバーガー店のトイレで、男子学生が無残にナイフで殺された。
容疑者としてあがったのは、アメリカ国籍で混血児のピアスン。
事件を担当するパク検事は、一緒に居たアレックスに嫌疑を持ち捜査を進めていくが、、、

イテウォン殺人事件 感想

実際に起こった事件をもとにした映画だという。
この映画の存在は知っていたのだが、チャン・グンソクのアイドル映画だと思っていた。(そうだったとしてそれが悪いというわけではないので誤解なきよう)

が、ふたを開けてみたら予想していたものと全く違った。まず、主役は検事のチョン・ジニョンである。
チャン・グンソクはメキシコ人と韓国人とのハーフという設定、ミステリアスで非常に良いキャスティングだと思う。

同じく容疑者のアレックスに、シン・スンファンというどうみても韓国人というところも面白い。
さらに、その父親がコ・チャンソクというのもツボ。
他にも同じみのキャストがずらり。被害者の学生がソン・ジュンギということは、キャストを見るまで気づかなかった。

飄々とした弁護士にオ・グァンノクという、まるでコメディのようなキャスティングだが、映画の描き方はホラーがかったサスペンス。
基本的にはチョン・ジニョン目線で、淡々と描かれていて、ちょっとこういったテイストの韓国映画は珍しい気がする。

映画としては非常に展開が気になって面白いのだが、実話ベースということで、すっきりしない。

見終わった後、検索してみると、20年の時を経て、犯人が刑に服したとうこと
映画で話題になって、再度審議されたそうだ。
これですっきり。

もしもアイドル映画と思って敬遠している方が居たら、それを払しょくしてぜひ見てほしい一作。

イテウォン殺人事件 映画情報

原題:이태원 살인사건(イテウォン殺人事件)
公開年:2009年
上映時間:99分
監督:ホン・ギソン

イテウォン殺人事件

チョン・ジニョン:パク・テシク検事
チャン・グンソク:ピアスン、被疑者
シン・スンファン:アレックス、被疑者
オ・グァンノク:アレックスの弁護士
コ・チャンソク:アレックスの父
ソン・ヨンチャン:部長検事
パク・スヨン:チェ係長
ソン・ジュンギ:チョ・ジュンピル、被害者、 大学生
チェ・イルファ:ジュンピルの父、バス運転手