韓国映画好きのための動画見放題はU-NEXT

韓国映画『奴隷の島、消えた人々』感想 – 自分が現場にいるような感覚、ペソンウの低音ボイスがおすすめ

4.0
[PR] 本記事内には広告が含まれています。
本ページの作品の配信情報は記事投稿日時点のものです。現在は配信されていない場合もありますので、最新の配信状況は必ず公式サイトにてご確認ください。

奴隷の島、消えた人々(字幕版)

奴隷の島、消えた人々 あらすじ

実際の事件をモチーフにしたサスペンス。2014年の事件を2015年に作品にしたのだから、韓国映画のスピード感はさすが。

離島で凄惨な大量殺人事件が起こり、捜査機関やマスコミが調査、憶測を広げている。

事件をさかのぼって、記者のイ・ヘリ(パク・ヒョジュ)と、随行カメラマンのソクフン(イ・ヒョヌク)は、とある塩田で労働者が搾取され、奴隷のように働かされているという情報を掴み、取材を進めていた…。

奴隷の島、消えた人々 感想

議事ドキュメンタリーな手法で、まるで一緒に事件に巻き込まれているような感覚で楽しめた!これ面白い!!

こういう手法を、映画用語でモキュメンタリーや、POV形式(Point if View Shot)、ファウンド・フッテージ等というそうだ。韓国映画では珍しいのでは?

コンジアムもこれと似たような手法と言えるかもしれない。

無駄と思えるシーンを出さないように編集には高度なテクニックを要するのだろうが、まるでYoutuberのようで、かなり当事者感覚を味わえる。

ぐいぐいと入り込んで取材し、中には、不法侵入?窃盗?と思える場面もあるが、そこも含めてハラハラを楽しめる。

そして事件発生からまた視点が変わって、今度は自分がネットの傍観者になる。
憶測が憶測を呼ぶ、ネットの”魔女狩り”も恐ろしい。

やはり光るのはペ・ソンウの演技。今回はこういう役なんだと思って見ていると…。
これ以上は書けないが、ハスキーな声に胸がキュンとした(心筋症で胸がキューかもしれない笑)
ずっと島であの状態?と思ったけど、まあいいか。

リュ・ジュンヨルも不良っぽくて良い。
韓国では興行失敗したらしいが、どうもその当時リュ・ジュンヨルがSNSで炎上していたのが原因という説もある。(調べてみたがいいがかりのこれも”魔女狩り”としか思えない騒動で気の毒だ)

終わりは少しもどかしいが、予測できる展開を思うと全然悪くない。

かなりおすすめ

「最大の罪は無関心であることだ」バーナード・ショー

奴隷の島、消えた人々 映画情報

公開年:2015年
上映時間:87分
原題:섬. 사라진 사람들(島、消えた人々)
監督:イ・ジスン

奴隷の島、消えた人々 キャスト

パク・ヒョジュ:イ・ヘリ、記者、公正ニュース
イ・ヒョヌク:イ・ソクフン、カメラマン、公正ニュース
ペ・ソンウ:イ・サンホ、塩田労働者
クム・ドンヒョン:ヒョジュン、塩田労働者
イ・ソンウク:チェヒ、塩田労働者
カン・ヒョンジュン:塩田労働者
リ・ミン:塩田労働者
ハ・ソングァン:塩田人労働者
チェ・イルファ:ホ・ソング、塩田主
リュ・ジュニョル:ホ・ジフン、塩田主の息子
キム・ソンビン:イ・ソンチョン、派出所長
ソン・ヨンスン:おばあさん
キム・スヒョン(1970年生):ハン・ドンファン、警察大 教授
チュ・グィジョン:イ・ジョンヒ教授、犯罪心理学者
ソン・ヨンギュ:討論司会
ペ・ユラム:捜査官
チェ・グィファ:チェ刑事
マ・ドンソク:カン刑事(声の出演)