雲が描いた月明かり あらすじ
売れっ子作家で恋愛相談の達人である男子サムノムは、幼い頃から男装を強いられてきたラオンという女の子だった。
ある日、「自分の代わりに恋する女性に会ってほしい」という男性の依頼を引き受けるが、その相手はなんと皇太子の妹であるミョンウン公主だった。
皇太子のイ・ヨンは妹に恋文を送る男の正体を突き止めるため、ラオンの前に姿を現す。ヨンが皇太子と知らないラオンは、落とし穴に突き落として逃げた。
ところが借金のカタに内官として宮殿に売られたラオンは、宮殿でヨンと再会してしまう。
ヨンはラオンをからかいながら、友達のように接してくれる彼(彼女)に親しみを感じはじめたのだが。。。
雲が描いた月明かり 感想
ラオンを演じたキム・ユジョン。筆者をはじめ多くの韓国ドラマファンは、3歳ころから活躍していた彼女の成長を自分の姪のように目を細めて見守ってきたのではないだろうか?
大きくなったなぁ、というのが最初の感想である。
このドラマは、韓国人の知人に「面白いよ」と勧められたこと、また世子ヨンを演じたパク・ボゴムファンの知人にも見てほしいと言われたものである。
物語としてはまず、オープニング。過去と現代をミックスしたような映像に「これもタイムスリップものなのか?いつタイムスリップするのか?」と思っていたのだが、そうではなく、普通に時代ものだった。
とにかくユジョンちゃんが可愛くて、男装しても全く男の子に見えないのはいわない約束か。
パク・ボゴムさんは初めて見たが、なるほどかっこいい。
このドラマは、この二人の可愛さカッコよさを鑑賞するイメージビデオの様相がかなり大きいと思う。
あらすじは時代劇を見慣れてその身分制度の厳しさを知っていると「ないわー」と思うほど無理がある展開。そこはつっこんで楽しむところ。
オープニングに他のドラマよりかなり目立つように大きく「このドラマはフィクションです」と出るところが、ご意見無用を物語っている。
ラオンの出生の秘密や政治的サスペンス的な要素もあるが、正直あまり頭に入ってこなかった。没入することなくどこか他人事のような。。
ただ、それがなければ間延びしたストーリーになっていたかもしれないので、ぴりりと緊張感を出すためには必要だったのだろう。
日常のストレスを忘れて、美しい主人公たちを鑑賞するだけでも価値があるドラマだと思う。
星は4に近いが、辛めに3。いい意味で。
ボゴムさんのファンなら文句なく5だろう。