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韓国映画『プンサンケ』感想 – 北朝鮮とソウルを3時間で行き来できるのか?ユン・ゲサンが喋らない!キムギドクが好きならおすすめ

3.5
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プンサンケ(字幕版)

プンサンケ あらすじ

韓国と北朝鮮の国境、38度線をあっという間に超え、離散家族の伝達物を運ぶ運び屋。
愛用しているたばこのパッケージに「プンサンケ(豊山犬)」が描かれていること以外、彼の事を深く知る者はいない。

ある日、亡命してソウルに居る北朝鮮の要人の愛人を連れてくる依頼を受ける。しかし、使命を果たしたのち、男は情報院に囚われてしまう。

プンサンケ 感想

キム・ギドク製作総指揮、脚本。ユン・ゲサン主演。

国境越えシティーハンターみたいな痛快アクション作かと思いきや、やっぱりキム・ギドクワールドだった。

監督作品ではないけれど。

キム・ギドクの作品は、見る前はイヤな気分になりそうで構えるのだけれど、見はじめると不思議な面白さにつつまれる。

最初に、南北を痛快に行き来して、子どもと一緒に越境するシーンはハラハラ。

全く喋らないプンサンケ、子供に対する笑顔でほっとする、悪い人じゃない。

北の女をつれてソウルへ、制限時間は3時間!にはハラハラ、女にイライラさせられるのも映画の定石として楽しめる。

キムギドク作品にしてはエンターテイメント性があるなと思ったら、話はやっぱり変態的な方向に…。

代理戦争の小部屋はたぶん笑う所。北と南のマヌケな争い。非現実的なファンタジー。

映画の言いたかったところは、この倉庫の部分だったかもしれない。

北の軍人は強いが人間味があるところもある。

この映画は韓国でも酷評されているようだが、人知れず伝達してくれるヒーローの存在を信じてみたい気持ちもあるようだ。

切ないが面白さとしては悪くない。

オダギリジョーがエキストラ?で出演しているので探してみよう。

プンサンケ 映画情報

公開年:2011年
上映時間:121分
原題:풍산개(豊山犬)
監督:チョン・ジェホン
脚本:キム・ギドク

プンサンケ キャスト

ユン・ゲサン:プンサン
キム・ギュリ:キム・イノク、亡命要人の愛人
キム・ジョンス:亡命要人
ハン・ギジュン:キム課長、国家情報院
チェ・ムソン:国家情報院チーム長
ユ・ハボク:北朝鮮幹部
ペ・ヨングン:ヌクテ(オオカミ)、国家情報院
チョン・ジェミン:北朝鮮の子供