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韓国ドラマ『匂いを見る少女』 2015年 全23話 感想

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匂いを見る少女について

『屋根部屋のプリンス』の脚本家イ・ヒミョンによる、JYJユチョン主演のサスペンスラブコメディ。

両親を殺された事件がきっかけで、匂いが見える不思議な能力を身に着けた少女チョリム(シン・セギョン)と、家族を殺されたショックで痛みを感じなくなった警察官ムガク(パク・ユチョン)。
ふたりがひょんなことから漫才コンビを結成することとなる。

チョリムが次々と事件を解決していく中、やがてそれぞれの事件は一つの線に集約していく・・・。

匂いを見る少女 感想

新感覚ラブコメディと銘打つにふさわしい、今までにない感覚のドラマ。
『屋根部屋のプリンス』の脚本家と、演技に定評のあるユチョンの主演ということで期待が大きかった。

出だしは、思い切り重々しい凄惨な殺人事件からはじまり、果たしてこれがコメディなのかと疑う。

ところがすぐに明るいコメディタッチに切り替わる。この切り替えがあざやか。
二人の漫才コンビは、それまで大人しいお嬢様の姿しか見ていなかったシン・セギョンと、アイドルとしてどうなのかと思えるほどの壊れっぷりを披露したユチョン。
いい意味でイメージが変わった。

特筆するのは匂いが見えるシーンのグラフィックがとても素敵で、ずっと見ていたいような気になるほど。

ベースは刑事ドラマでように小さな事件を次々と解決しつつ、大きな核心に迫っていく。
ハラハラドキドキと、非常に楽しんで見進めることができた。

壁画村が背景になっているのも観光気分で楽しめる。

一方、少し残念なのが、いくつか投げっぱなしで回収していないエピソードが気になったこと。
漫才も立ち消えしたようだし、チョリムの義父、ムガクの無痛症も、あっさりと流してしまい
最大の匂いが見える謎も、、、

うーん惜しい。
いろいろな要素があり退屈することなく見ることはできたので星は4つ。
人には面白いよとおすすめできるドラマかと思う。