相続者たちあらすじ
大財閥、帝国グループの会長の妾の子であるキム・タン(イ・ミンホ)は、異母兄のウォン(チェ・ジニョク)から疎まれ、アメリカに留学させられていた。
一方、貧しい庶民のチャ・ウンサン(パク・シネ)は、障がいを持つ母を支えながら、アルバイトを掛け持ち、忙しい毎日を送っていた。
アメリカで結婚するという姉にお金を届けるため渡米したウンサンは、そこで姉の結婚が嘘であることを知り、絶望に暮れる。
偶然現れたタンに助けられ、お互いひかれあうが、タンには子供のころからの婚約者がいた。。
相続者たち感想
評判を目にして期待しながら全編見たが、正直な感想を言わせていただくと、なぜこのドラマがそんなに評価が高いのかがわからない。
もう少しビジネスドラマというか、相続のドロドロしたところが見える社会派かと思えば、そうでもなかった。
キム・タンが、特に何もしていないように思える。感情の起伏も激しいし、何かといえばすぐに兄を頼る。
反抗している父親から譲り受けた株がなければ、何もできなかっただろう。
家を出てからも、友人から強引に金を借り、人のスタジオに居座り彼女といちゃつき、詫びることもない。
全て財閥の後ろ盾がなければ、何もできない坊ちゃんのままではないか。
ウンサンについても、彼女のどこがそんなに魅力的なのか、今一つ承服できない。
本人の態度も、モテて当然、といった態度。タンに比べれば頑張って働いているのはわかるが、かわいらしいところが自分には見いだせなかった。
その反面、脇役たちは非常に良かった。
ヨンド役のキム・ウビンはその個性的な顔立ちと、バツグンのスタイル、そしてそれが彼の演じるキャラクターにぴったりあっていた。
ウンサンの魅力はわからないにしても、彼女に対する一途な態度はとても共感できるものであり、甘ちゃんのタンよりもこちらを応援したくなるほどだった。
婚約者ラヘル(キム・ジウォン)も、意地悪さが突き抜けていたし、十分理解できる事情も伝わってきた。
自分が韓国ドラマを見る傾向によくあるのだが、主人公たちはどうでもよくても、脇役、敵役に同情して見続けてしまった。
そういう意味では、このドラマは上手くできているとは思う。
最後までやたらと二人がイチャイチャしていて、こんな時間が余っているなら、脇役のストーリーもしっかりカタを付けてほしいと思ってしまった。
主役俳優のファンなら、見ていて楽しいのかもしれない。
一緒に見ていた家族に「一体この男のどこがいいんだろう?」(あくまで役柄の話)と言うと、即答で「顔」と言っていた。なるほど(笑)
時間の無駄というほど面白くなかったわけではないので、☆3つとしておこう。