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韓国ドラマ『春のワルツ』感想 – 四季シリーズでいちばん見やすくておすすめ、ハン・ヒョジュ主演、シム・ウンギョンが子役

4.5
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春のワルツ あらすじ

アクセサリー作家のウニョン(ハン・ヒョジュ)は初めてウィーンを訪れ、ピアニストのジェハ(ソ・ドヨン)と偶然に出会う。

ジェハはウニョンが飛行機で隣同士の席となったイナ(イ・ソヨン)の初恋の人だった。ジェハはイナが知っている少年時代とは全く性格が変わってしまっていた。

『冬のソナタ』に代表される四季シリーズの完結編。絵画のように美しい映像で運命的な縁を描いた良作。

春のワルツ 感想

日本人が韓国ドラマに持っているイメージはこういう作品ではないだろうか。映像美、純愛、すれ違い、じれったさ、透明感あるヒロイン、雰囲気イケメン。

自分は他の四季シリーズは見ていないが、シリーズ最高傑作との呼び声が高いのもうなずける。韓国では視聴率が振るわなかったらしいが、なぜだろう。

まずとにかく画が素晴らしく美しい。色使いが秀逸。最初から画面に引き込まれる。

第1話はウイーンの冬の青からはじまり、2,3話の回想シーンは青山島の春の黄色、一面の美しい自然が舞台。

監督は倉本聰のファンらしい、たしかに北の国からの雰囲気はある。ただ、自分はそれよりも砂の器(日本映画)を思い出した。

特に衣装のカラーコーディネイトが素敵。黄緑に差し色の濃いピンクが絶妙だ。

ソ・ドヨンは他の写真を見たことがあるが、髪型って大事だなとつくづく思った。
ハンヒョジュはとにかくかわいい。華麗なる遺産よりも初々しくて自分は好きだ。

今をときめく女優となったシム・ウンギョンが、イ・ソヨン演じるイナの子役時代をやっている。ちょっとこれはイメージが違う気もした。

イメージ画像で二人寄り添っている写真をみると、ちょうどいい身長差の二人だが、ソ・ドヨン187cm、ハン・ヒョジュ170cmと、かなりの高身長カップルである。

ダニエル・ヘニー 演じるフィリップが時折うざいのがツボでもある。
彼はルックスは完璧だが、報われない男の役が多いのか。

それにしても、外国で知り合った男なんかにホイホイついていったら普通無事では帰れんぞ・・・。
断りきれずに流されてしまうのは日本人女性にも共通点があると思った。

物語をあらすじに凝縮してしまえば、それほど奇をてらった展開ではない。

けれど全編引き込まれる。とにかくすれ違い・誤解・勘違いがこれでもかこれでもかと
時々アンジャッシュのコントかよと思い吹いた部分もあった。

・・・重要人物が死ぬが、死ななくてもいいのではと思ったので、自分としてはそこが減点ポイントとなった。

ただ、機会があるなら必ず見たほうがいいと思う作品。

春のワルツ 情報

公開年:2006年
話数:20話
原題:봄의 왈츠(春のワルツ)

春のワルツ キャスト

ソ・ドヨン:ユン・ジェハ、イ・スホ、ピアニスト
ハン・ヒョジュ:パク・ウニョン(ソ・ウニョン)
イ・ソヨン:ソン・イナ、チェハの幼なじみ、レコード会社企画室長
ダニエル・ヘニー:フィリップ・ローゼンタール、ジェハのマネージャー
チョン・ドンファン:ユン・ミョンフン、チェハの養父
クム・ボラ:ヒョン・ジスク、チェハの養母
キム・ヘスク:チョ・ヤンスン、ウニョンの伯母(養母)
シウォン:パク・サンウ、ウニョンの義弟
キム・ミギョン:キム・ボンヒ、ミジョンの母
イ・ハヌィ:イ・ジョンテ、スホの実父、賭博師
ユン・ユソン:チョ・ヘスン、ウニョンの実母
ユ・スンチョル:ウニョンの故郷の島のおじいさん
パク・チョンソル:スホとウニョンが流れ着いた島のおじいさん
パク・ソンギュン:ウニョンが借金を申し込んだ銀行の職員
キム・イクテ:チェハのレコーディング監督
シム・ウンギョン:イナの少女時代
ハン・ボベ:ミジョンの少女時代