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韓国映画『重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ!』感想 – 実話ベースおすすめ感動映画

3.5
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重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ!(字幕版)

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重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ!あらすじ

1988年のソウル五輪重量挙げで、金メダル目前の怪我により選手生命を断たれたジボン(イ・ボムス)は、ひょんなことから田舎の女子中学校の重量挙げ部監督に就任した。

最初はまるでやる気のなかったジボンだったが、少女たちの純粋なひたむきさに打たれて、鬼コーチに変身する。

チームは次第に実力を付けていくが…。

重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ!感想

好きなジャンルだけど惜しい。

重量上げの話と言うと キムボクジュ(恋のゴールドメダル)を思い出す。韓国では重量上げは割とメジャーな競技だと思っていた。

イ・ボムスはこの映画のために、現役選手シーンでは体を絞り、教師シーンでは体を太らせたという。
だが、あまり太っているようには見えなかった、腹には何か巻いているようだったが・・・オペレーション・クロマイトのような貫禄はついていなかった。

自分は競技選手をやっていて、病気のせいで指導者であることすら断念した経験があるので、この映画はきっと共感しながら見られるものと思っていた。

個性豊かな女生徒たちの描写は楽しい、だが、最後のほうはヨンジャ中心の話となる。
他のメンバーの後のことももう少し描いてほしかったと思う。

ボソン女子高の先生たちも最初から人権的にありえない行動をしすぎていて少し引いた。
パク・チュングムの校長はなかなかよかった。

さらにライバル校のコーチのパワハラがそれを上回る。日本でもパワハラが話題になったが、韓国はそれ以上だろうか
物語が1994年設定と言うので、今では想像できないほど体罰はひどかったのかもしれない。

そしてタイトルの『キングコングを持ち上げろ』これは韓国の原題に即しているようだが(킹콩을 틀다)
まさか、あんな形で持ち上げるなんて・・・涙

泣けるシーンはとにかく出演者が泣きすぎて見てるこっちはあまりついていけなかった。
なんだかいろいろなエピソードが極端に無理やりな割には深みがなく、共感できないままと言う感じだ。

最後のテロップで実話と知る。実話系には弱いのだが・・・

もう少し、競技の詳細とか、強くなっていく過程、ヨンジャの才能などについて詳細にしてほしかった。
どう見ても体幹が強そうにも見えないし、腰痛がヘルニアだったとしたら気の持ちようで優勝とか無理だと思うのだが・・・

スポーツモノはスポーツ自体をしっかり描いてほしい。

惜しいが一見の価値はある。

重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ! 映画情報

公開年:2009年
公開時間:120分
原題:킹콩을 틀다(キングコングを持ち上げる)
監督:パク・コニョン

重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ! キャスト

イ・ボムス:イ・ジボン、別名キングコング、重量挙げコーチ
チョ・アン:パク・ヨンジャ、重量挙げ部
イ・ユネ:ソン・ミニ、郡守の娘、重量挙げ部
チェ・ムンギョン:ソ・ヨスン、重量挙げ部
チョン・ボミ:イ・ヒョンジョン、パンスニ、重量挙げ部
キム・ミニョン:イ・ボヨン、重量挙げ部
イ・スルビ:イ・スオク、パンソリ、重量挙げ部

パク・チュングム:校長先生
ウ・ヒョン:教頭先生
イ・ミソ:ソ・ヨンナン、テニス部
ピョン・ヒボン:教育長
キ・ジュボン:ペク監督
シン・ジョングン:やくざ、ヨンジャの伯父

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