テロによって街中が有毒ガスでつつまれた!そこから脱出するチョ・ジョンソクと少女時代ユナ。
チョ・ジョンソクはイケメンも三枚目もできるふり幅が大きさが魅力。
今回はこどおじ(子供部屋おじさん)のs絵っていからのスタート。
この映画の公開当時、あまり評価がよろしくないという話を聞いた。
主題だけだと怖いイメージだが、悲壮感はなく基本的にはコメディベース。
そしてパニックものにつきものの、すごく悪い奴(隠匿しようとする政治家とか、新感染のキム・ウィソンとか)にイライラすることもない。
小道具や設定がすべて丁寧に伏線材料になっていて無駄がない感じも好感。
わちゃわちゃした主人公の家族たちも、みんな愛情にあふれているし、モブの市民たちもみんな一生懸命助けようとしてくれる。
なんかこう、現実ってもしかしたらこうなのかもしれないと思えてしまう。
役に立たない趣味、クライミングも、いざという時に役に立ったり
韓国の地下鉄などに必ず装備されている毒ガスマスク
もと海兵隊だと団結しちゃうおじさん、
そして生中継のYoutuber(アフリカTV?)やドローンなど
今の韓国を反映して、すごくシンプルに、見てて楽しい、スカッとする無駄のない映画に完璧に仕上がっていると思う。
主題がよくわからない映画や、監督がやりたいこと盛り込みすぎてめちゃくちゃになってる映画が結構ある中
この映画は伝えたいこと、やりたいことがはっきり明確にわかるので
自分のような映画鑑賞素人にはとても楽しめる作品。
軽く見れるので誰にでもおすすめしやすい映画だ。
やっぱり映画の評価というのは、もちろん他の方の評価も参考になるけれど、実際に自分で見てみないといけない。
好みや価値観、受け取り方で個々の評価は大きく変わってくるものだなと改めて思った。
やっぱり自分で見ないとだめだね。