韓国映画好きのための動画見放題はU-NEXT

韓国映画『君の誕生日』感想

[PR] 本記事内には広告が含まれています。
本ページの作品の配信情報は記事投稿日時点のものです。現在は配信されていない場合もありますので、最新の配信状況は必ず公式サイトにてご確認ください。

君の誕生日 あらすじ

外国から久しぶりに帰ってきた夫(ソル・ギョング)に、冷たく当たる妻(ソン・ドヨン)。その板挟みの幼い娘は、兄の名を呼ぶがその姿はない。彼らは、2014年に起きたセウォル号で息子を亡くした遺族だった。

君の誕生日 予告編

君の誕生日 感想

若干のネタバレになってしまうが、これはセウォル号の遺族の話である。自分はその予備知識もなくこの映画を観始めたので、最初はなぜこの夫婦が仲が悪いのか、「スホ」と呼ばれている子が誰なのか、謎を追うようにこの映画に引き込まれていった。秀逸な脚本だと思う。

だんだんと、一つ一つパズルのピースがはまっていく、そしてクライマックスの『誕生会』でそれがいっきに集結する。
こんなベタな設定では泣かないぞ!と思っていても、ソル・ギョング演じる父が崩壊したところで、こちらも涙腺決壊。

事故のシーンなどは一切ない。家族の想いを描くことで、残された者たちは前を向て生きて行く、でも忘れない、少し光が差すような気持ちにさせてくれた。
韓国らしい”情”が描かれていて、日本とはまた違う追悼の文化も興味深かったが、身内を失う悲しみに国の差はない。

重く苦しい辛い映画と思って敬遠しないで、ぜひ見て欲しい。そして家族、周囲の人がいてくれる今の幸せをかみしめたい、

君の誕生日 映画情報

公開年:2019年
原題:생일
監督:イ・ジョンオン
上映時間:119分

君の誕生日 キャスト

ジョンイル:ソル・ギョング
スンナム:チョン・ドヨン
イェソル:キム・ボミン
スホ:ユン・チャンヨン
キム・スジン
ソン・ユビン
タン・ジュンサン
チェ・ヒョンジン