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韓国映画『私を忘れないで』感想 – 私の頭の中の消しゴムのチョン・ウソンが今度は忘れる側、何度か見るのがおすすめかも

3.5
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私を忘れないで(字幕版)

私を忘れないで あらすじ

交通事故で10年間の記憶を失った男(チョン・ウソン)が、記憶を取り戻すために手がかりを一つずつ探っていく。

ある日、男を見て涙ぐんでいる謎めいた女(キム・ハヌル)が現れる。彼女と一緒に過ごすうち、愛が芽生えていくのだが、周囲は良い顔をしない…。

一体、男の身に何があったのか?

私を忘れないで 感想

私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソンが、今度は自分が記憶喪失の役を演じる。

ソウルの夜景から始まる映画にはあたりが多い。

サスペンス風に話が始まる。実は『消しゴム』はずいぶん前に見たのであらかた忘れており、最近、チョンウソンは悪い役ばかりを見てきたので、この映画もどうなんだろうと興味深かった。

トム・クルーズにそっくりともいわれるチョンウソンは、イケメンだが裏がありそうな役にぴったりだ。

まるでアシュラの事後談、ドギョンは生きて居たりして?という気持ちになって感情移入してみた。

ウソンの演じるソグォンは弁護士だ。依頼人のチャン・ヨンナムがこの映画ではかなり色っぽい役を演じている。

同僚のペ・ソンウが相変わらずいい味のキーマンで、自分は嬉しい。コクソンで嫁の母役をやったホ・ジンが母親役。

奇皇后のバヤンフトを演じたイム・ジュウンも重要な役で登場。

プロジェクターはエプソンなんだ。あと、キム・ハヌルの足のサイズは24センチなんだ。自分は26.5あるのだが、24だと普通に市販の靴が履けていいなとか余計なことを考えた。

こういう映画は、そこらじゅうに伏線が張り巡らされている、最後の種明かしが終わったあと、全部が繋がって爽快になるはずだ。期待しながら見進める。

中学の出席番号とかなんて、覚えているものかな?韓国では普通なのかな?

クライマックスで事実が明らかになった衝撃。キム・ハヌル演じるジニョンの行動は十分理解に値する。

だが若干のモヤモヤが残る。思わせぶりな登場人物たちの意味は?そうだとしてこのような態度をとるだろうか?

記憶なのか第三者の視点なのか、シーンがごちゃごちゃっとして一回では理解しづらかった。

この映画を面白いと思えない人は、理解が足りてないからだそうだ。

かといって、重たい過去の話だから、あまり何度も見たいとも思えない映画である。

面白いが、若干惜しい。そんな感じ。

私を忘れないで 映画情報

公開年:2016年
上映時間:106分
原題:나를 잊지 말아요(私を忘れないで)
監督:イ・ユンジョン

私を忘れないで キャスト

チョン・ウソン:ヨン・ソグォン、弁護士
キム・ハヌル:キム・ジニョン、セシリア
ペ・ソンウ:オ・グォノ、弁護士、ソグォンの同僚
チャン・ヨンナム:キム・ヨンヒ、ソグォンの依頼人
イム・ジュウン:ボヨン
ホ・ジン:ソグォンの母
イ・ジュニョク:シン・ヒョノ、AA生命
オン・ジュワン:ヨハン神父、チニョンの弟
クォン・ヘヒョ:キム・ヨンヒの夫