九家(クガ)の書 あらすじ
太古の昔から山を守っていた神獣ウォルリョンは、人間の娘ソファと恋に落ち、悲運の最期を遂げるも、ソファは身ごもっていた。
生まれた半人半獣の子は「ガンチ」と名付けられ、人々から慕われる豪商ムソルのもとで育てられることになった。
ガンチは自らの生い立ちをしらず明るい青年に成長するが、悪徳高官グァヌンの来訪で平穏な日々は一転してしまう。
家族同然の主人一家をめちゃくちゃにされ、怒りに震えるガンチは、ついに神獣の力に目覚める、、
それを見た武芸者ヨウルは次第にガンチに惹かれていく。。
九家(クガ)の書 感想
ガンチにイ・スンギ、ヨウルにペ・スジがキャスティング、朝鮮王朝よりもさらに古い時代にもかかわらず、非常に現代的な描かれ方。
とくにスジヨウルがあまりにも今風の女の子という感じがする(コスプレみたいだ。。)が、それ自体がファンタジーと思えばいいだろう。
イ・スンギの役どころはぴったり、天真爛漫な人間と、獣の妖しさが絶妙に合いまっている。
ちょうどこの作品の直前に、僕の彼女は九尾狐を見た所だったので、立場が逆なのを楽しんで見ることが出来た。
(九尾狐では、彼女が獣で、イスンギはそれを怖がる)
父親役のウォルリョンを演じるチェ・ジョニクが大ヒットだった。彼のことはパンダさんとハリネズミで見てはいたが、それほど印象にはのこらなかった。今回はハマリ役。ともすれば主役を食うほどの印象を残した。
日本人の描写、とくに着物の着付けがひどいのは致し方ない。
また韓国の歴史人物を知らなかったので、出てくる主要人物が唐突な印象をうけた(李舜臣イスンシン将軍とか。。)
かなり荒い部分もあるが、アクションもエンタテイメント性もあり楽しめる娯楽作、ただし、、
過去部分のラストと、最終話のシーンはもう少しどうにならないかったのかと思った。
シリアスとコメディのバランスが少々ちぐはぐすぎるかと、、
一貫していれば文句ない良作だったのだが、、
ペ・スジファンの家族も少し不満だったようだ、それでも☆4にはなるだろう。