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韓国映画『王の男』感想

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王の男 デジタルリマスター版(字幕版)

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王の男 あらすじ

16世紀初頭の朝鮮。

旅芸人のチャンセン(カム・ウソン)とコンギル(イ・ジュンギ)は、国で1番の芸人になろうと漢陽に訪れる。

2人は悪評高い王・燕山君(チョン・ジニョン)をからかった芝居で民の人気を得るが、噂を耳にした王の重臣に捕らえられる。

チャンセンは苦し紛れに王を笑わせると宣言、笑わせることができなければ死刑にすると宣告される。

王の男 感想

女も嫉妬するイジュンギの美しさと可愛らしさ。

韓国で当時歴代一位の観客動員数を記録。興行収入は今でも史劇歴代3位という、韓国映画の中でも最も成功したといえる映画の一つだ。

イ・ジュンギは当時まだトップスター扱いではなかったが、この映画でイケメン俳優ブームを起こすほどの象徴となった。

歴史に少しだけ記述があるという男娼から構想を膨らませたのではないかと言われている。

美しい女形コンギルを巡っての、王と芸人仲間との三角関係。

時代劇では珍しい同性愛もテーマに含まれているものの、性的シーンの描写はほとんどない。

歴史に名を残す暴君である燕山君を、この映画では子供のような無邪気さや孤独を持った姿で描かれている。背徳の王宮と比較すると面白いかもしれない。

お話自体はシンプルで、かなりのシーンを芸能シーンで占めているが、その分わかりやすくて俳優の演技力に没頭できる。

燕山君の歴史的基礎知識がないと、後半わけがわからないかもしれないので全く初めての場合は少し予習しておくといいかもしれない。

自分の大好きなユ・ヘジンも出ているし、見てよかったおすすめの一作だ。

王の男 映画情報

公開年:2005年
上映時間:119分
原題:왕의 남자(王の男)
監督:イ・ジュニク

王の男 キャスト

カム・ウソン:チャンセン、芸人の長
イ・ジュンギ:コンギル、女形芸人
チョン・ジニョン:燕山君
カン・ソンヨン:張綠水、燕山君の側室
チャン・ハンソン:チョソン内侍
ユ・ヘジン:ユッカプ、芸人
チョン・ソギョン:チルトゥク、芸人
イ・スンフン:パルボク、芸人
ユン・ジュサン:ソン・ヒアン、吏曺判書
チェ・イルファ:ソン・ジュン、領議政
シン・ジョングン:イ・グクキュン、左議政
ウ・ヒョン:ホン内官