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大日本帝国が占領していた1940年代の朝鮮。
朝鮮語(韓国語)が禁止されていく中、母国語を守り、辞書を作ろうとする活動家たちの物語。
サムネイルはほんわかした感じだが、内容は大変重い。とくに日本人の立場としては。
だが、我らのユ・ヘジンが、そんなストーリーをコミカルに演出してくれる。
また、大好きなユン・ゲサン、自分が普段知っているのは熱く激しい役だが
静かでカタブツの活動家のリーダーを演じているのもとてもよく似合う。
この映画の内容が一字一句真実だとは思わない
しかしいつの時代もどこの国でも、『支配』というのは、それに迎合しない人たちを弾圧し排除するものなのだ。
現代社会を見ても、こうした事例は列挙にいとまがない。
過去に日本人がしてきたことが、このようなことだったのかもしれないということに、想像力を働かせられるようでいたい。
もしかしたら朝鮮のために良かれと本気で思っていた向きもあるのかもしれないのだから。。
いつも書いているが、日帝時代を描いた映画を見るのは、日本人としてはつらい。
自分のルーツが悪者に描かれているのだから、胸にチクチク刺さる。
自分が韓国のタクシー運転手に言われた言葉を思い出す
「今の日本や日本人が嫌いなわけじゃない、昔、悪いことをした人もいたというだけで」と
そんなことを、映画というエンターテイメントを通じて考えることができる。
予備知識が全くない人にも、これはとてもおすすめ。