サイコメトリー~残留思念~ あらすじ
素行不良で血の気の粗い刑事、チョンドン(キム・ガンウ)は、ある日、公園で不可解な落書きを目にする。
その後日、誘拐された少女が死体で発見されるが、事件現場の様子が落書きと一致していた。
チョンドンは、落書きを描いたジュン(キム・ボム)にたどり着くが…。
サイコメトリー~残留思念~ 感想(ネタバレ)
つっこみどころが気になって没入できなかった。題材はいいのに。
刑事のダメ人間ぶりばかりをあんなに詳しく描かず、サイコメトリーをもっと掘り下げて欲しかった。
キム・ガンウはとても素晴らしい俳優だと思う。けれど刑事チョンドンは好きになれなかった。
とにかく暴力的過ぎる、民間人もすぐ殴る、殴らなければもっと早く解決できそうなものだ。
人間としてダメすぎる。まず冒頭からウォーターサーバーのマルチをやっている。
不良刑事が更生していく話かと思いきや、同僚刑事(パク・ソンウンほか)がもっとダメという絶望的な警察ダメ案件。。
さらに前科持ちで今はまっとうな商売をやっているヤンス(イ・ジュニョク)を恫喝して協力させる、おでんのつゆにツバ吐きかけようとするのには本当に引いた。
まあヤンスのほうが推理能力があるわけだけどね。
車ぶつけて止めるとかもありえない。。。そんなことしなくてもと。
チョンドンには辛いトラウマがあるということだが、なぜそれがマルチの副業してまで金に異常にこだわることになったのかは結局わからない。。
(弟の子役の子は、ベテランの子だね。)弟が帰ってくると思ったからと言っているがはて?
かたやサイコメトリーのジュン、最初の登場は不気味で思わせぶりでよかった。
ただ、引きこもって壁画を描いて生きていくようになるまでの過程がつかみづらい。
息をひそめるのに壁画描くのはなぜ?何のために絵を描いてるの??
能力を発揮すると吐血するほどなのに、わざわざ鳩を操ってまで絵を描くのはなぜ?芸術表現のため?
息をひそめて暮らしたいなら軽犯罪になる壁画にしなくてもいいのに。。
“手”の”能力”はコントロールできないわけでもなく、触って、見よう、としなければいいわけなのだから・・・
そんなに「俺は怪物なんだー!」とならないと思うがどうか。。
お母さんともなぜわざわざ道の真ん中で立ち話していたのかがよく理解できない。。
それから屋上部屋のセット。
韓国映画に珍しく、非常に安っぽいセットでびっくり。武器にする建材とかもぺっこぺこ。
ドラマならわかるけど・・・
大型バイク(ドゥカティ)にあんな軽装で乗るのもちょっとないなと思った。
高級マンションのガラスが簡単に割れるのもいただけない。
お話しのほうは、残り30分までも、まだ信頼関係がない。
サイコメトリーと刑事のバディものだと思ったのに肝心の繋がりが薄い。。
だいたい、なぜ最初にガンウと簡単に信頼関係になったのかも見えてこない。。
イ・ソムの存在も空気。
何より、サイコメトリー使わずとも、ちゃんと捜査すれば解決できそうな案件だっていう。。
どんどんツッコミたい所が出てしまって落ち着かなかったが、
全体的には面白くなかったわけではない。
良い点は
一応、お話しの筋としての完成度はあること。軽く見る2時間ドラマ的な気持で見ればありかな。
ダヒ役の女の子可愛いい
これが第一話であり、続編で今後いろんな事件解決し、この映画で謎になっている伏線も回収されてていく、という流れであれば、面白そうだし見てみたい。
サイコメトリー~残留思念~ 映画情報
公開年:2013年
上映時間:108分
原題:사이코메트리(サイコメトリー)
監督:クォン・ホヨン
サイコメトリー~残留思念~ キャスト
キム・ガンウ:ヤン・チュンドン、 刑事、麻浦警察署
キム・ボム:キム・ジュン、美大生、サイコメトリー
パク・ヒョックォン:キウ、動物病院 院長
イ・ジュニョク(1972年生):ヤンス、おでん屋台、前科者
ソ・ヒョンチョル:コ班長、麻浦警察署
パク・ソンウン:ハン・チョルヒョン、刑事、麻浦警察署
キム・ユビン:ユン・ダヒ、女の子
キム・ジョンソク:ユン・ダヒの父
イ・ソム:キム・スンギ、絵画教室講師、キム・ジュンの高校同級生
ソ・ヨンファ:キム・ジュンの母
キム・ギチョン:弘大画材店 主人
ユ・スンモク:食堂 社長
キム・イクテ:警察署長、ホ・ヤンジュ
パク・ソンヨン:キム・ウンジの母
キム・ジョンス:区庁公務員、強制立ち退き
ソン・ミエ:区庁公務員、壁画消去
ユ・ジェサン:幼いヤン・チュンドン
キム・ジェヒョン:ヤン・チュンドンの弟、ヤン・ギドン