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韓国映画『暗殺』感想 – 日帝統治下時代の独立運動を描いた韓国大ヒットおすすめ映画

4.0
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暗殺(字幕版)

暗殺 あらすじ

日本が朝鮮を統治していた1933年。大韓民国臨時政府は、日本政府司令官川口と親日派カン・イングクの暗殺計画を開始した。

臨時政府警務隊長ヨム(イ・ジョンジェ)は、独立軍から狙撃手アン・オギョン(チョン・ジヒョン)をはじめとする各分野のエキスパートを揃えた暗殺実行チームを編成する。

しかし実はヨムは日本政府の密偵だった。

一方、金で何でも請け負う無法者のハワイピストル(ハ・ジョンウ)は、アンらと合流し行動を共にすることとなるが…。

暗殺 感想

韓国国内で、独立70周年(日本の敗戦70周年)記念と相まって観客動員1000万を超えた大ヒット作品。
ハラハラして再生をときどきストップさせながら見た。

人気実力派俳優が共演、誰が主人公でもおかしくない豪華さ。

反面、重要人物が多すぎて、誰が何の役割なのか見失ってしまいそうになる。

特に、日本人俳優がいないので、誰が日本人なのか混乱してしまうことも。
日本人役よりも、朝鮮人を演じている俳優、チョン・ジヒョンやイ・ギョンヨンのほうが日本語が上手かったりする。
(ヤクザの親分だけは日本人のようだ)

日本人からすると、即座に日本人ではないことはわかるので、ハワイピストルが日本人のふりをしてそのまま信用されるという流れは少し気になった。
まあこのくらいは許容範囲かな。

とはいえ、お嬢さんのようにそれが気になって集中できないというほどでもない。

全体的に重たい話なのだが、チョ・ジヌンやオ・ダルスが少しの息抜きの役割を果たしてくれる。

戦時下、悪とわかっていても、保身のために敵に迎合することを、誰も責めることはできないのかもしれない。
憎むべき親日派を演じるイ・ジョンジェが、この映画では皮肉にも一番かっこよく描かれてしまっている。

日本が戦争で困窮を極めていたとき、京城では華やかな暮らしがあった。

「日本人でも民間人に罪はない」というチョ・スンウのセリフもあって、少し嬉しかった。

独立軍のやっていることは、暗殺というよりほぼテロである。
何が正義なのかわからなくなってくるのが戦時下。

ところで、ウエディングドレスのチョン・ジヒョンが1発で仕留めるスナイパーなのに
何発も無駄打ちしてしまうのは、
ドレスをめくって太ももを出す絵を監督が撮りたかったんだろうな、と邪推してしまった。

切ないテーマながらエンタメ要素もばっちり、日帝時代を描くおすすめ映画だ。

密偵よりも少し明るいトーンで見やすいかも。

暗殺 映画情報

公開年:2015年
上映時間:140分
原題:암살(暗殺)
監督:チェ・ドンフン

暗殺 キャスト

イ・ジョンジェ:ヨム・ソクチン、臨時政府 警武局隊長
イ・ギョンヨン:カン・イングク、 親日派
チョン・ジヒョン:アン・オギュン、 狙撃手/満子、カン・イングクの娘
ハ・ジョンウ:ハワイ・ピストル、田中少尉
チョ・スンウ:キム・ウォンボン
キム・ヘスク:カフェ アネモネ、 マダム
オ・ダルス:ヨンガム(爺や)
チョ・ジヌン:速射砲、チュ・サンオク
チェ・ドンムン:ファン・ドクサム、爆弾専門家
キム・ウィソン:カン・イングク家執事
パク・ピョンウン:川口しゅんすけ、大尉、川口守の息子
チン・ギョン:アン・ソンシム、カン・イングクの妻
ホ・ジウォン:ミョンウ、臨時政府 警武局隊員
キム・ホンパ:キム・グ、 大韓民国臨時政府
チョン・ギュス:コプチュ、密偵
キム・ガンウ(1964年生):特務隊 捜査官
キム・イヌ:木村、アネモネ バーテンダー

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