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韓国映画『隻眼の虎』感想 – チェ・ミンシク劇場、冬山の迫力満点、パク・フンジョン監督のファンにもおすすめ

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隻眼の虎(字幕版)

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隻眼の虎 あらすじ

1925年、朝鮮最高の猟師と呼ばれるも、銃を手に取らなくなったマンドク(チェ・ミンシク)。

そんな彼に、日本軍は“山の神”と畏れられる大虎の駆除を要請する。

頑なに拒んでいたマンドクだったが、愛する息子ソク(ソン・ユビン)は貧しい生活から逃れるため、狩りに参加してしまう…。

隻眼の虎 感想

新しき世界』、『The Witch 魔女』などのヒット作を手掛けた、パク・フンジョン監督の作品。
この映画は製作費170憶ウォンの巨費を投じたが、動員は170万人と興行は失敗した。(損益分岐点600万人)
同時期の公開作品として、ファン・ジョンミンの『ヒマラヤ』、スターウォーズなどに押されたようだ。

隻眼(せきがん)とは、片目のことをいう。虎の目が狩りでそうなったかと思ったが、生まれつきのようだ。

とにかく冬山の風景水墨画のような色合いが美しい。劇場で見ればさぞかし大迫力だったと思う。
冬の表現がすごく、どこまで本当のロケかわからないが、吹雪で自分も凍えるようだ。

素手で岩山を登るのは少し違和感はあったが、大変な撮影だったことは想像できる。

チェミンシクのマタギ姿が似合いすぎである。
のっけから切ない感がびしびし。

息子を溺愛する描写がフラグたちっぱなし。
息子ソク幼少期はミセンのチャングレの子供時代を演じた超かわいい子役キム・イェジュン君だ。

この人たちが不幸になっちゃうの?やだよ~と思いつつ見ていた。

そして、日本軍の大将の役は故大杉連さん、、、
演技力は間違いないはずなんだけど、、あれ日本語ってこうだっけと思ってしまった。
韓国映画の見過ぎで、日本語がおかしく聴こえる。

日本人の腰巾着役の朝鮮人軍人にチョン・ソグォン。
最初、また日本語が違和感ある日本人の役かと思ったが、朝鮮人設定ならヨシ。
なかなか雰囲気にあっていて良かった。良い役者なのに、2018年麻薬で逮捕とは残念。

他の出演も韓国ノワールでおなじみの面々がたくさんで眼福。
チョン・マンシクはかっこいいし
キム・サンホはいい役だ、この人が暗い画面をすこしほっとさせてくれた。

大虎のCGに関しては、残念さは否めない。
どうしても作り物だから、毛皮がフェイクファーなのだ。
ぬいぐるみ感がある。

子虎はかわいかったけどね。

お話しはあまり内容はない。
みんなで虎一匹に何やってんだという話。

そして親子愛、子は親の気持ちがわからないんだよね。。

切ない、こんなのないよー涙

評価は低いようだけれど、自然との対話と、父チェミンシク、そして虎との絆は見どころ。
パク・フンジョン映画好きは見て損はなし。

隻眼の虎 映画情報

公開年:2015年
上映時間:139分
原題:대호(大虎)
監督:パク・フンジョン

隻眼の虎 キャスト

チェ・ミンシク:チョン・マンドク、名猟師
チョン・マンシク:ク・ギョン、猟長
キム・サンホ:チルグ、猟師
ソン・ユビン:ソク、マンドクの息子
キム・イェジュン:幼いソク
チョン・ソグォン:リュ少佐、日本軍
キム・ホンパ:薬屋
ラ・ミラン:チルグの妻
イ・ウヌ:マルニョン、マンドクの妻
ヒョン・スンミン:ソニ、チルグの娘、ソクのガールフレンド
ウ・ジョングク:ウ砲手
パク・インス:パク砲手
ユ・ジェミョン:ユ砲手
パク・チファン:ファン砲手
ハン・ドンウク:ハン砲手
大杉漣:前園、慶尚南道 道長官
武田裕光:前園専属副官