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韓国映画『技術者たち』感想 – 展開が全部読めてしまってイマイチおすすめできない

3.0
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技術者たち(字幕版)

技術者たち あらすじ

ジヒョク(キム・ウビン)と、グィン(コ・チャンソク)は息もぴったりの詐欺師。

様々なテクニックを駆使して宝石店を襲撃、次の獲物を狙っていたところで悪の黒幕チョ社長(キム・ヨンチョル)に弱みを握られる。

チョ社長から、仁川税関に保管された1500ウォンの現金を強奪することに協力することを求められるが…。

技術者たち 感想

キャストも良し、セットも脚本も凝っているのになぜかハマれなかった。

ハマれる話とハマれない話の差はなんだろう?
キャストへの共感か、物語の真実味か?

もちろん映画はフィクションなので、嘘や作り話が含まれているのだが、それがどれだけ脳内で本当っぽく思えるかで没入度が変わってくる。

この映画の冒頭で出てくる壺、その偽物を3Dプリンターで作るということから、なんだかアレアレ?という気がしてならなかった。
そしてこの壺があとあとどういう使われ方をするかも想像できてしまったのと、
その壺に仕込んで、、、音声が、、??とつっこみどころばかりでなかなか集中できない。

グィンが急げ!やばいぞ!と焦っても、どうせジヒョクはなんだかんだ大丈夫なんだろな~というお約束みたいなのが読めてしまって実際そうなる。
キム・ウビンの爬虫類っぽい顔は好きなのだが、、どの作品に出てもだいたい同じ感じ。

いっぽう、社長の付き人をやった悪いイム・ジュファンは良かった。おバカちゃん注意報で完ぺきなイイ人キャラだったのが、180度違う冷徹な役がハマっていた。
この人は、ああ、私の幽霊さまでも、タムナでも、二面性のある人格を上手に演じていて素晴らしいと思う。

誰が裏切るか、裏切っても実は・・・みたいな予測がことごとく当たってしまって、自分ながら閉口した。
そんなに勘のするどい人間ではないのだが、自分が予測出来てしまうなら多くの人も同じだろうと思う。

だからネタ晴らしがあっても、何ぃー?まさかー!という感覚(これが面白い)のが全然なかったし。。

刑事のシン・スンファンは痩せてちょっと存在感薄くなったのかな?この映画でのキャラは弱かった。

ヒロインのチョ・ユニも、あまり魅力あるとは思えず(LUCK-KEYはよかったのに)

チョ社長のキム・ヨンチョルは、甘い人生のイメージそのものなんだから、もっと残虐でもよかった、少し肩透かし。

無駄にドバイ?が出てきて
絵はフォトショのフィルター

最後のイム・チャンジョんとチャ・テヒョンン意味あるの?
好きな俳優だが、本編にまったく関係ないところでどや?面白いやろ?されてもなぁ。。
そんなことする暇があったらもうちょっと本編のシナリオを練って欲しかった。

キャストの一人一人、エピソードの一つ一つ、仕掛けの一つ一つはわるくない。
絶対に好きなジャンルなのに、全体的にまとまっていないというか、少し残念な出来だった。

★は3

技術者たち 映画情報

公開年:2014
上映時間:116分
原題:기술자들 (技術者たち)
監督:キム・ホンソン

技術者たち キャスト

キム・ウビン:ジヒョク、金庫破り
コ・チャンソク:グィン、ジヒョクの相棒
キム・ヨンチョル:チョ社長
イ・ヒョヌ:チョンベ、ハッカー
イム・ジュファン:イ室長、チョ社長の付き人
チョ・ユニ:オ・ウナ、ギャラリー室長
チョ・ダルファン:トルボ
シン・スンファン:コン班長、広域捜査隊
シン・グ:オ院長
オ・グァンノク:ミン教授
イム・チャンジョン:料理人
チャ・テヒョン:技術者
サヒ:技術者 秘書
チェ・ダニエル:ギャラリー代表