危険な関係 あらすじ
1931年の上海。女性実業家のジユは自分を捨てて若い少女と婚約した男への仕返しに、プレイボーイのイーファン(チャン・ドンゴン)に少女を寝取ってほしいと持ちかける。
だが百戦錬磨のイーファンが目をつけたのは、奉仕活動に勤しむ貞淑な未亡人フェンユー(チャン・ツイイー)だった…
危険な関係 感想
原作小説は未見だが、1959年のフランス版、1989年ハリウッド版、2003年韓国版を見た。
自分は大嫌いな映画。ただのレイプ魔の話。
いい男なら落ちる、やってしまえばこっちのものっていう最悪のテーマ。
小説は未読だが、ヨン様主演のスキャンダルも結構な嫌悪感だった。
これを演じた俳優が嫌いになりそうなくらい。
この映画は1931年の上海が舞台。さすがホ・ジノ監督、映像の美しさ。中国資本によっての豪華舞台。
女性はスレンダーなチャイナ服で、映画『花様年華』は1962年の香港だが、その雰囲気もある。
ギラギラと脂ぎった色男チャン・ドンゴンは、この役にぴったりかもしれない。肥溜めのハエとまで言われていて笑った。
絵のダイ先生役のショーン・ドゥが韓国俳優っぽい薄い雰囲気(昔でいうと醤油顔)で対照的でよかった。
社交ダンス経験者としてはダンスシーンが音楽と合ってないのが気になったりする。
また抗日運動シーンも出てくる。必要性を感じなかったが監督が入れたかったのだろうか。
この結末がどれだけ「ざまあみろ」と思えるかが自分的にはポイント。
だからこの映画は綺麗で弱かった。
綺麗にまとまりすぎてドロドロが薄まっている、たいがい鬼畜なのに。
比較でいくなら、ヨン様のほうがよかったかな。犬死に感がよかった。
韓国映画ではないので、比較で見たいかた、チャンドンゴンのファンの方はどうぞ。
危険な関係 映画情報
公開年:2012年
上映時間:111分
原題:危險關係(危険関係)
監督:ホ・ジノ
危険な関係 キャスト
チャン・ツィイー:ドゥ・フェンユー
チャン・ドンゴン:シエ・イーファン
ショーン・ドウ:ダイ・ウェンジョウ