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韓国映画『スキャンダル』感想 – ヨン様の官能時代劇、ファンにおすすめするのがちょっと気が引けるほど

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スキャンダル あらすじ

舞台は18世紀末の朝鮮。政府高官ユ長官のチョ夫人(イ・ミスク)は、従兄弟のウォン(ペ・ヨンジュン)と、ある約束を交わす。それは、結婚前に急死した夫に9年間も貞節を守り続けている未亡人のヒヨン夫人(チョン・ドヨン)を落とすことだった。
何度も映画化されているフランス文学ラクロの原作『危険な関係』を韓国時代劇でメイク。ヨン様ことペ・ヨンジュンの映画デビュー作。

スキャンダル 感想

映像は綺麗だ、文学作品で、芸術的なのはわかる。ラストの切なさは悪くなかった。
が、気持ちいい作品ではなかった。ファンではないがこんなヨン様見たくなかった。

自分はなんと、現時点(当記事執筆当時)で冬のソナタを見てはいないほどの”にわか”韓国ドラマファンである。ヨン様出演のドラマは唯一ドリームハイのみ。

冬のソナタ 感想

ドリームハイのヨン様は思った通りのヨン様だったが、この映画ではいやらしい笑いを浮かべ、卑怯な手で女を落とすことばかり考えているえっちなキャラクターだ。

ヨン様は初主演の映画にあえてこれを選んだのは、自分が抱かれているヨン様像をぶち壊したかったのかもしれない。ぐれちゃったのか。演技の幅を見せつけたかったのか。
それにしてもここまでせんでも、と思ってやまない。

自分は女なので男の心理を知る由もないが、少なくとも女は憧れの男性のこういうシーンを見て喜ぶのは少数派だと思う。

逆にいうと、ナヨナヨして女に媚びた笑いを浮かべる純愛ペ・ヨンジュン像を毛嫌いしている日本の殿方が見ると、いい方向に見方が変わるかもしれない。

そんな計算があったかどうか、ヨン様はファンをふるいにかけにきたのかもしれない。彼にとって納得行った結果が出ただろうか。

まあ何にしろ、いけないものを見てしまった感じだ。人にばれないようにしよう。喜んで見たと思われないように。。

自分の憧れの美しきイ・ミスク様(シンデレラのお姉さんの継母)が脱がなかったのがせめてもの救い。

春のワルツで知的美女イナを演じたイ・ソヨンが脱いでてびっくり。

スキャンダル 映画情報

公開年:2003年
上映時間:120分
原題:스캔들-조선남녀상열지사(スキャンダル-朝鮮男女相悦之詞)
監督:イ・ジェヨン

スキャンダル キャスト

ペ・ヨンジュン:チョ・ウォン
イ・ミスク:チョ氏夫人
チョン・ドヨン:チョン・ヒヨン
チョ・ヒョンジェ:クォン・イノ
イ・ソヨン:ソオク、ユ大監の小室
チョン・ヤンジャ:左議政夫人、ヒヨンの叔母
ナ・ハニル:ユ大監
チェ・ソンミン:チャグン ノミ(小さいやつ)、チョ・ウォンの側仕え

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