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韓国映画『君が描く光』感想

4.0
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君が描く光(字幕版)

いかにも日本の配給会社がつけそうなタイトル、韓国の原題は何だろうと見たら『계춘할망(ゲチュンハルマン)』
ゲチュンはおばあさんの名前で、ハルマンはおばあさん(ハルモニ)の済州島方言だろうか。

主演がユン・ヨジョンとキム・ゴウンなので、映画の内容はどうあれ演技はまちがいないだろうと確信しながら視聴。

だいたいこんな感じの話かなと予想をしつつ鑑賞していくと、思っていたよりもひとひねりもふたひねりもある展開だった。

現実には起こり得そうもないが、二人や周りの人々の心境の変化などが丁寧に描かれていて、とても共感できた。

何より大好きなキム・ヒウォンも出ていて、この人がよくあるクズ親戚かなと思いきや、いい役だったのも嬉しい。

済州島の風土がぞんぶんに描かれていて見ごたえもある。

トイレに豚がいて、ウンチを食べるのは『タムナ』で見て知って驚いたが、割と最近まで(もしかしたら今も?)あったのにはまたびっくり。

いい意味で長く感じる映画で、充実感を味わえた。
自分は泣くことはなかったが、涙もろい人なら必ず泣けるだろう。悲しい結末ではないのでご安心を。

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