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韓国映画『逆謀-反乱の時代』感想 – チョン・ヘイン主演の剣豪アクション!ストーリーはあんまりない

2.5
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逆謀~反乱の時代~(字幕版)

逆謀-反乱の時代 あらすじ

英祖が国王となった李氏朝鮮。

元義禁府の手練れだったキム・ホ(チョン・ヘイン)は、王を守れなかった罪で身分を下げられ、捕卒として牢番をすることに。

一方、反乱軍のリーダーとして投獄されているイ・インジャ(キム・ジフン)を救出するため、武闘集団、御営庁5人衆が乗り込んでくる。

キム・ホはそれを阻止しようと一人戦う。

逆謀-反乱の時代 感想

チョン・ヘインの時代劇アクション。ただそれだけ。

オープニングのアニメで軽く歴史背景が説明される。
その絵がなかなかクオリティ高いので、絵を見ちゃって字幕を見逃すのだが・・・(笑)

英祖の時代の話。
英祖は一番長生きの名君と言われている。
トンイの子で、イ・サンの父

英祖は兄の景宗を毒殺した首謀者とも言われている。
景宗は、韓国史上有名な悪女、張禧嬪ことオクチョンの息子

また、英祖は自分の息子、思悼世子を餓死させた米櫃事件も有名。
米櫃事件は王の運命で詳しく描かれている

・・・と、いうことを知ってなくてもこの映画は問題ない。

韓国時代劇は日本人になじみがないので難しいと思うが、実は韓国人も結構知らないらしい。
日本でも天皇や徳川将軍を全部覚えている人が少ないのと同じような感覚だろうか。

この映画は、チョン・ヘインのアクションがすごい、と楽しめる人のための映画である。
ドラマ部分はあまり関係ない。とりあえず主人公が圧倒的に強くて不死身で悪人をザックザックとやっつけるだけである。

歴史に書かれていない話ということだが、史実も結構適当で、この映画の舞台となった当時、戦いの場となった景福宮は廃墟だったという。
韓国人はその辺がモヤモヤするそうだ。

悪役が結構いい味を出していて、特にチョ・ジェユンかっこいい。

アクションはスピード感あって結構すごい、いろんな技が見れるし、ただどうしてもワイヤー&スタント感があってリアル感に欠けるのが残念。

ブルースリーのオマージュみたいなのもあって面白い。
血しぶきは北野座頭市みたいな演出と思ったら、韓国でもそう言われていた。

おしむらくは5人衆をもう少し個性を突き抜けさせて一人ずつ工夫してクリアし、だんだんボスキャラが強い展開にしていった方が良かった気がする。

たった一人で戦う割には最後は助太刀が結構多いし…

だいいち、細い主人公がなんでこんなに強いのかわからない。師匠との修行シーンとか下積みの回想とか少し入れたほうが良かったのでは。。

ドラマなんてシンプルでいいのだが、アクションにもそれほど没頭できたわけでもない。悪くはないのだが何度も見たいとは思わない。

ある意味、80〜90年代の香港アクション映画がどれだけうまく作られたを改めて教えてくれた映画と言えるかもしれない。

「歴史は勝者の記録だ」というセリフは印象に残った。

スカっとする時代劇アクションを何も考えずに見たい方にはおすすめかも。

逆謀-反乱の時代 映画情報

公開年:2017年
上映時間:102分
原題:역모 – 반란의 시대(逆謀-反乱の時代)
監督:キム・ホンソン

逆謀-反乱の時代 キャスト

チョン・ヘイン:キム・ホ、元義禁府、捕卒
キム・ジフン:イ・インジャ、反乱軍の頭
イ・ウォンジョン:マンソク、捕卒
チョン・ジフン:トンソク、マンソクの孫
チョ・ジェユン:ト・マンチョル、御営庁5人衆、最高の剣士
ホン・スンジン:ユン・ジュシク、御営庁5人衆、槍の達人
クォン・ヘソン:チェ・ジュング、御営庁5人衆、鉄槌の達人
イ・ギュボク:ユ・イルン、御営庁5人衆、半弓の達人
チョン・ソンリョル:キム・ソンシク、御営庁5人衆、角弓の達人
ホン・スア:ユン・ソヨン、宮女
リュ・テジュン:英祖、イ・グム
クム・ダンビ:大妃
パク・チョルミン:ファン・ジンギ、山賊の頭
イ・ジェヨン:左議政
イ・ヘヨン:義禁府武将、キム・ホの叔父
ソン・ミニョン:尚膳
キム・イクテ:都承旨
イ・チョルミン:獄舎長
パク・ノシク:金物屋主人