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韓国映画『サヨナラの伝え方』感想 – 猫がかわいい、ほんわかしていて悪くないが、、、

3.0
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サヨナラの伝え方(字幕版)

サヨナラの伝え方 あらすじ

寿司職人見習のナビ(ソ・ジュニョン)は、引っ越したときに不思議なおばさんと出会う。

話をしていると、隣の部屋の住人イジョン(パク・ギュリ)がやってくる。

イジョンは飼い猫ナビを探しに来たのだった。2人はヤンマを通して親しくなっていく。

サヨナラの伝え方 感想 ネタバレ

設定は面白いが、惜しい感じ。

ネコを介して死者と会話する特殊能力の持ち主の主人公と、ネコの飼い主のラブストーリー。

原題は『どうやって別れようか』
チョ・ソンギュ監督は、いくつも作品を制作しているようだが、自分は初見である。

主役はソ・ジュニョンで、美しすぎるKARAのギュリが主演。

二人の距離が縮まる感じ、なんとなくバーニング思い出した。
比較すると、この映画は結構退屈に思えるシーンも多いのだが、バーニングは無駄と思えるシーンがほぼなかった。
監督の力量の違いだろうか。。

猫が可愛い、アビシニアンかな?
最初、おばさんと猫の関係性がわからなかったが、おっさんをシャンプーしているところで気付いた。
面白い設定だが、もう少し謎を引き延ばしてもよかったかもしれない。

途中でアニメで説明するシーンがあるが、そこは子役つかって映像撮ることはできなかったかな。

結構字幕と話している韓国語の内容が違うな、と思う点があった。
違うというより自分ならこう訳すのに?と言う点かな。

ところで韓国人は寿司が大好き。
自分の話になるが、友達でインスタでいつも日本ボイコットタグをつけてる子がいるのだが、彼女が日本に遊びに来た時3食とも寿司でいいというくらい寿司が好きだと言っていた。
もちろん日本旅行も日本製品も大好きである。
日本ボイコットもファッションぽい風潮があるのだと思う。

序盤は割と面白かったのだが、中盤にきて長いなと感じ始めた。
そろそろクライマックスに入ったか、と思った時点でまだ半分いっていなかったのだ。

内容的には、大韓航空の飛行機の中で見るMBCドラマスペシャルとかみたいなミニドラマみたいな印象を受ける。
もっとコンパクトにしたら無駄が削れてより面白くなったのではないだろうか。

そしてラスト。
寿司の大将が謎過ぎる。

テーマからずれてる気がするが、大将のエピソードは必要か?
謎を残して終わりたかったのだろうか?
そもそもすし屋をやめて海鮮鍋店にするというエピソードの必要性は??

・・・と、猫に乗り移った人の魂が見えるという現象の謎より、寿司屋の大将の謎のほうが印象に残ってしまう結果となる。

それなら最後のグレーの猫に誰かが乗り移ってるとかさ、そういう風が良かった気がする。

古い店と大将の笑顔がシュールだ。
最後だけ見るとホンサンスっぽくなくもないが、そう思うと普通の会話をだらだら流すだけで面白エンタメに仕上がるホンサンスはやっぱりすごいんだなと思う。

悪い感じの人も出てくるが大した絡みもなく、別れもなんだかさらっとしている。
この登場人物必要かなぁと思ったりしてしまう分、やっぱり間延びしている感がいなめない。
設定は良いので本当にもったいない。

なんとなくインディー映画みたいだね。
韓国では天下のKARAが出てるにもかかわらず、累計観客数が1154人という少なさだったそうだ。

全般的に盛り上がりがあまりないが、ほんわかいい話な感じなのでデート映画なんかにはいいのかも。
決して悪くはない。

サヨナラの伝え方 映画情報

公開年:2016年
上映時間:103分
原題:어떻게 헤어질까(どうやって別れようか)
監督:チョ・ソンギュ

サヨナラの伝え方 キャスト

ソ・ジュニョン:ナム・ナビ、ナム・ダルン、 鮨丁見習い
パク・キュリ:キム・イジョン、旅行雑誌記者
イ・ヨンナン:マ・ジャンスン、イジョンの母、ヤンマ
キム・ガンヒョン:ピョンイル、ナビの先輩
ペク・トビン:チョ部長、旅行雑誌社
イ・ボンリョン:寿司の師匠の娘
チョン・ソンエ:ナビの母
カク・トンチョル:寿司店大将/ククス店主人