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韓国映画『自由万歳(1946)』感想、無料フル動画

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自由万歳 あらすじ

1945年8月のソウル。独立運動をして監獄にいたチェ・ハンジュン(チョン・チャングン)は、脱出に成功し大学病院の看護婦ヘジャ(ファン・リョヒ)の家に隠れる。

ハンジュンの地下組織は,予定通り武装蜂起を起こすために準備をしていたが、パク(キム・スンホ)がダイナマイトを運ぶ途中で日本の憲兵に捕えられてしまう。

ハンジュンは,パクを救出し、日帝の手先である南部の恋人、ミヒャン(ユ・ゲソン)のアパートに隠れる。

ミヒャンはハンジュンに惹かれ、彼の協力者となる…。

自由万歳 フル動画

観光映像文化院の公式動画です

自由万歳 感想

1945年8月15日の終戦(日本の降伏、朝鮮の解放)直後、韓国映画界の主要な人材が参加して作った本格的映画作品。

抗日運動と光復をを素材にした映画という点で、映画史的価値が高い。
長い間その存在が失われていたが、30年後に発見された。いくつかの場面は欠落していたとのこと。

その後、抗日・韓国プロパガンダのためシーンを追加されて編集された部分もあるという。現在も韓国映画史の研究科によって研究されている作品。

解放の喜びよりも、占領時代の活動家の苦難を多く描いているが、逃亡シーンにはアクション映画としてのなかなか迫力があるし、また恋愛描写も感情を表現するBGMが使われるなど、成長期の映画の息吹を感じられる。

ラストシーンがなく途中で終わっているのだが、それもある意味オープンエンディングとして捕らえても面白いかもしれない。

このような貴重な映像を外国人にも簡単に見れる形で無料で公開してくれている韓国映像文化院に心から感謝したいと思う。

自由万歳 映画情報

公開年:1946年
上映時間:52分(現存の長さ)
原題:자유만세(自由万歳)
監督:チェ・インギュ

自由万歳 キャスト

チョン・チャングン:チェ・ハンジュン、独立運動家
ユ・ゲソン:ミヒャン、ブルジョアの娘、日帝南部の恋人
キム・スンホ:パク、独立運動家
ファン・リョヒ:ヘジャ、大学病院 看護婦