あらすじ
Mannyとは、Male+Nannyの合成語、男のベビーシッターである。Mannyであるキム・イハン(ソ・ジソク)は、ニューヨークで活躍していた。わけあって韓国へ訪問中、無一文の身になってしまい、天然のシングルマザー、ドヨン(チェ・ジョンユン)の自宅でマニーとして働くことに。ところがドヨンの姉でトップモデルのジェニス(ピョン・ジョンス)とは犬猿の中になってしまった。
感想
まーまー面白かった!
見る前は、主演が「19の純情」でチッチッケ(ドジョウ)と呼ばれていたいまいち垢抜けないソ・ジソクさんであること。テーマが育児で展開が予想できそう、と思ってしまったこと、特に面白いというウワサを目にしていなかったこと、さらに、通常1時間7分程度が普通の韓国ドラマで、異例の45分という短さなどから、敬遠していた。
申し訳なかった、かなり予測は裏切られた。
まずはソ・ジソク氏。19の純情では本当にドジョウっぽいルックスに見えたが、このドラマでは洗練された都会のイケメンを見事に演じた。本当にパーフェクトにイケメンに見えるから驚き。
そしてイケメンアレルギーの自分は、”イケメン候”という主人公がイケメンな筋書きでイケメンに振舞いまくると、ケッ!と思ってしまうクチなのだが(どれだけひねくれた人生かはお察しください)、このドラマでは適度にイケメン・イハンがひどい目に合うのでバランスがとれて、そこが好感がもてた。しかも、ダサくてカッコ悪い目に合うのだ。
また、育児もメインストーリーなのだが、それよりも、姉ジェニスの経営するモデル事務所も舞台の一つで、ムキムキな男性モデルのボディーをかなり味わえたのが良かった(笑)自分は、顔より体と思っている。
脇役サンチョルがとくに良かった、スタイルは完璧なのにほどよくブサイクで(褒めています)
何にしろ、ジェニスが素晴らしい。めちゃくちゃ笑える。たぶん、このドラマを見ている自分の姿を、第三者がみたら、さぞかしニヤニヤして気持ち悪かったことだろう。
例のごとく、自分は主人公ドヨンよりも、今回も脇役ジェニスにはまってしまい、ぜひジェニスとイハンとくっついて欲しくドキドキしながら見ていた。
ドヨンを演じたチェ・ジョンユンは、天然で足りない母親役を可愛らしく演じていたが、「あなた、笑って」の気位の高い”ベアトリーチェ・オデット・ヒポクラテス・マーメイド”だった。かなり後になって気づいた。演技分けに脱帽。
また、イ・ジュンギ(ソ・ウジン)とギル(チン・ソヨン)のラインも楽しめた。
子どもたちは、かわいくないのに、かわいいのだ。見てわかってほしい。
一話が短いので、あっという間に見れてしまうのも良かった。
その分、若干終わり方があっさりしていたのが、残念だったが、いい時間を過ごせたと思う。
予告編のあとのマニーの一言アドバイスもお見逃しなく。
ただ単に、ストレスなく楽な気分になって見たい人にはおすすめ。
特にジェニスのために★4だ。