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韓国映画『シュリ』感想 – 韓国映画を世界に知らしめた金字塔!

4.0
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シュリ [DVD]

シュリ あらすじ

1998年9月、ソウル。2002年のワールドッカップを控え南北朝鮮統一チームが結成され、南北友好ムードに国内は沸いていた。

その頃、韓国の情報部員ユ・ジョンウォン(ハン・ソッキュ)はアクアショップを経営する恋人イ・ミョンヒョン(キム・ユンジン)との結婚を間近控えつつ、北朝鮮の女工作員イ・バンヒを追っていた。

そんな矢先、驚異的な液体爆弾CTXが強奪される。

シュリ 感想

ポスターやDVDジャケットに使われているイメージ画像に使ったこのシーンだが、壮大にネタバレしている。

しかし、そんなことは問題じゃないのだろう…。

韓国映画には何も知識がなかった10年以上前でも、この映画の名声は知っていた。
韓国の映画興行史を塗り替え、世界に韓国映画を知らしめた大ヒット作。

壮絶なアクションシーンは圧巻だが、ハリウッド映画に比べれば、それほど大した特殊効果でもない。
ただ、ハリウッド映画にはない、アジア的な情緒というか、精神的深みを感じる。

観賞魚を効果的につかった映像も美しい。

先が読めてしまったので、意外な展開というものはなかったが、まずはとにかく序盤の残酷さが目をひいた。

北朝鮮はそんなにもかっこよくないだろう?
実際はしょぼいもんだろうと思うが、ある意味、美化している。

それに比較して最先端の韓国の軍備を間抜けに描くシニカルな目線が興味深い。

酔って吐いている通行人を見て、北朝鮮の工作員が「(韓国人に)餓死した子供の肉を食べる親を想像できるか」とつぶやいたセリフが悲しい。

ちなみにベッドシーンはあるが本当にベッドに寝てるだけのシーンなので、家族で見ても大丈夫。

「泣いた」という意見も多いようだが自分は全く泣けなかった、しかし一見の価値はある。
映画としては完成度の高い素晴らしい作品だと思う。

本当のサッカーの試合を使った群衆ロケも見どころ。

あと、キム・スロや、ファン・ジョンミンを探せ!という楽しみ方もアリ。

シュリ 映画情報

公開年:1999年
上映時間:120分
原題:쉬리(シュリ)
監督:カン・ジェギュ

シュリ キャスト

ハン・ソッキュ:ユ・ジュンウォン
ソン・ガンホ:イ・ジャンギル室長
チェ・ミンシク:パク・ムヨン隊長
キム・ユンジン:イ・ミョンヒョン、アクアショップ店主
ユン・ジュサン:コ・ジャンソク、局長
パク・ヨンウ:オ・ソンシク、要員、落下傘

キム・スロ:アン・ヒョンチョル
ファン・ジョンミン:特別調査官

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