トキメキ☆成均館スキャンダル あらすじ
朝鮮王朝正祖(イ・サン)の時代、父を亡くした主人公キム・ユニ(パク・ミニョン)は、母と病気の弟を養うため、男装して代筆の仕事をしていた。ひょんなきっかけでエリート養成学校である成均館(ソンギュングァン)に男として入学するはめになる。女であることがバレれば死罪もまぬがれないのだが、、時代劇版イケ☆パラともいえるラブコメディーの傑作。
トキメキ☆成均館スキャンダル 感想
自分にとっては初の韓国時代劇。韓服すらも初めて見た。
イケメン☆パラダイスの時代劇版のような感じのライトイメージだったが、シリアスさとのバランスが良かった。
韓国・朝鮮の歴史もほとんどわからない状態なのでまずは新鮮だった。
妓生(キーセン)という人達がいたのも初めて知る。韓服の帽子ってどうなってるの?メッシュ?などと衣装にも興味が湧いた。
そんな状態だったため、最初は老論や南人など用語がまったくわからず、流れがいまいちつかめなかった。
主人公のテムル(キム・ユニ)の、ラブコメ主人公にありがちなドジも、歴史のシリアスな展開にそぐわない気がしていまいち感情移入できずにいた。
挫折しそうな気持ちをなんとかつなげてくれたのはソン・ジュンギ演じるク・ヨンハのキャラクターだった。彼が出ると安心した。
日本人でキャストするなら若いころの香取慎吾か成宮寛貴と個人的に思う。
コロを演じたユ・アインにみんなハマるようだが、自分はそうでもなかった。
JYJを良く知らなかった自分はソンジュン(ユチョン)はあまり格好良くないなあと思ってしまっていた。
ただそれが良く、無骨で真面目な坊ちゃまという役柄はぴったりで、韓服は非常に似合っていた。
対照的に悪役の掌議(チャンイ)役のチョン・テスが非常にイケメンだった。善人の役でも見てみたいところだ。
全般的に楽しんで見れたことは見れたけのだが、主人公カップルが両思いになってからはかなりイライラさせられた。
現代ラブコメで、男とばれたら退学!程度ならいざしらず、バレれば家族もろとも殺されるほどの時代にあまりにも不注意がすぎる。
お前ら、そのトラブル自業自得だろうと、悪役のせいにすんなと(笑)
なぜ一晩待ってからでなく、一人で飛び出すのか?など。
ところでぐっさん似の王様(チョ・ソンハ)がいい味だしてる。在日韓国人で日本でも活躍中なのだそうだ。
しかし韓国国民的には王様をあんなふうに扱っていいのかしら?というほどかなり主人公たちが不敬な態度をとる部分がある。
日本の天皇陛下ならありえない、やはり王朝が続いていない、現実味がないからこそなのかもしれない。
最後、せっかくの壮大なテーマなのに、なんだか軽く、オバカでエッチなラブコメみたいな終わり方に若干がっかりした。
もう少し脇キャラのその後もちゃんと描いて欲しかった。とくに掌議とチョソン(キム・ミンソ)がどうなったのか気になる。
自分はイライラが多かったのため、評価は辛口だが、各サイトのレビューなどを見るととても評価が高いようだから、自分の感覚がおかしく、ひねくれているだけなのかもしれない。
トキメキ☆成均館スキャンダル 情報
公開年:2010年
話数:20話
原題:성균관 스캔들(成均館スキャンダル)
トキメキ☆成均館スキャンダル キャスト
パク・ユチョン:イ・ソンジュン、カラン(佳郎)、成均館の儒学生、老論派
パク・ミニョン:キム・ユニ(ユンシク)、テムル(大物)、成均館の儒学生、南人派
ソン・ジュンギ:ク・ヨンハ、ヨリム(女林) 、成均館の儒学生、無党派、金持ちの息子
ユ・アイン:ムン・ジェシン、コロ(桀鰲)、成均館の儒学生、少論派
ソ・ヒョリム:ハ・ヒョウン、老論派名門の娘
チョン・テス:ハ・インス、成均館掌議、老論派
カン・ソンピル:イム・ビョンチュン、ハ・インスの取り巻き
チ・ナミョク:ソル・ゴホン、ハ・インスの取り巻き
チェ・ビョンチャン:カン・ム、ハ・インスの取り巻き
チョ・ソンハ:正祖(チョンジョ)、朝鮮王朝第22代王
キム・ガプス:イ・ジョンム、イ・ソンジュンの父、左議政、老論派
イ・ジェヨン:ハ・ウギュ、ハ・ヒョウンの父、兵曹判書、老論派
キム・イクテ:チェ・ジェゴン、領議政
キム・ミギョン:チョ氏夫人、キム・ユニの母
キム・ミンソ:チョソン、牡丹閣の妓生
アン・ネサン:チョン・ヤギョン、成均館博士、南人派
パク・クンス:ユ・チャンイク、成均館博士
キム・ハギュン:チェ・シンムク、大司成
キム・グァンギュ:貸本屋主人
リュ・ダム:スンドル、イ・ソンジュンの召使い
チャン・セヒョン:キム・ウタク、成均館の儒学生
イ・ダリョン:ク・ヨンハの父
パン・ジュンソ:キム・ユニの少女時代