韓国映画『生き残るための3つの取引』感想 – 善人が一人も出てこない、韓国ノワールの傑作

4.5
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生き残るための3つの取引(字幕版)

生き残るための3つの取引 あらすじ

警察庁広域捜査隊のチェ・チョルギ刑事(ファン・ジョンミン)は優秀な捜査官だが、警察大学を出ていないため出世ルートからは外れていた。

連続少女暴行殺人事件の犯人を捕まえられずに大統領からプレッシャーをかけられた警察庁は、犯人のでっち上げをチョルギに依頼し、代わりに警察大学出ばかりが優遇される人事制度の改善を約束する。

チョルギは元暴力団の不動産会社社長チャン・ソック(ユ・ヘジン)にでっち上げられた犯人への恐喝を依頼、容疑者として逮捕する。

一方、チャン・ソックの商売敵で、チョルギに脱税で逮捕されたキム会長(チョ・ヨンジン)から賄賂を受けている検事のチュ・ヤン(リュ・スンボム)はチョルギの動きを不審に思い、この事件を調査する。

生き残るための3つの取引 予告

生き残るための3つの取引

生き残るための3つの取引 感想

ファン・ジョンミンが大活躍の痛快刑事アクションドラマ・・・と思ったら大間違い!

U-NEXTに配信されている見放題韓国映画のうち、ファン・ジョンミンとユ・ヘジンの競演とあって無条件で見た。

U-NEXT(ユーネクスト)

連続殺人事件の報道から始まり、ファン・ジョンミン演じるチェ・チョルギが敏腕刑事として紹介される。
これは『ベテラン』に続く痛快アクションドラマかと期待はふくらむ。

ところが期待は裏切られた。といっても、いい意味で裏切られた。

自分はそれまで韓国ノワール系映画をいくつか見てきたが、その話の暗さに韓国特有の情緒というか、深みを感じそれが気に入っていた。

この映画は今まで見てきたバイオレンス色の強いものとは違い、人間同士の対立と葛藤を細かく描いている。

こんな映画を見るのははじめてかもしれない。

原題は『不当取引(부당거래)』こちらのほうがしっくりくる、邦題の『3つの取引』という3つは明確ではない気がする。

それにしてもファン・ジョンミンのカメレオン俳優ぶりはすごい。アクシデント・カップルとほぼ同時期の映画とはとても思えない。同じ人とはとても。

出演陣も豪華で、まだそんなにマッチョじゃないマ・ドンソクも見逃せない。

善人がほぼ誰も出てこない。
終わり方は切なく忘れられない、自分としてはアリ。

いい気分で終わらないので、全人向けではないものの必見だ。

生き残るための3つの取引 映画情報

公開年:2010年
上映時間:119分
原題:부당거래(不当取引)
監督:リュ・スンワン

生き残るための3つの取引 キャスト

ファン・ジョンミン:チェ・チョルギ、ソウル広域捜査隊 班長
リュ・スンボム:チュ・ヤン、ソウル中央地方検察庁 検事
ユ・ヘジン:チャン・ソック、ヘドン建設 社長
チョン・ホジン:カン局長、警察庁
マ・ドンソク:マ・テホ、警部補 チェ・チョルギ班
ウ・ドンギ:イ・ドンソク、殺人事件容疑者
チョ・ヨンジン:キム・ヤンス会長、テギョングループ
チョン・マンシク:コン捜査官、チュ・ヤンの部下
イ・ソンミン:部長検事、ソウル中央地方検察庁
キム・ミンジェ:イ刑事、チェ・チョルギの部下
イ・ヒジュン:ナム刑事、チェ・チョルギの部下
オ・ジョンセ:キム記者
イ・ジョング:コ代表、チュ・ヤンの義父
ペク・スンイク:サルス、ソックの部下
コ・ソヒ:チェ・チョルギの妹
ソン・セビョク:チェ・チョルギの妹婿
キム・ギチョン:監察班
イ・ドヒョン:監察班
ファン・ビョングク:国選弁護人
イ・ミド:イ・ドンソクの妻
パク・ハヨン:イ・ドンソクの娘、ヌリ
ホン・ソギョン:三角マンション警備員
キム・ヘジ:チュ・ヤンの妻、スンジョン
パク・ソヨン:妓生、ヒジン
アン・ギルガン:ソウル広域捜査隊 チーム長
イ・ジュニク:チョン社長(サウナ)

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