韓国映画『美しき野獣』感想 – 美しくはないクォンサンウが良き

美しき野獣 あらすじ

事件解決のために行き過ぎた暴力を振るう気性の荒い刑事、チャン･ドヨン（クォン・サンウ）と、妥協のない堅物エリート検事オ･ジヌ（ユ・ジテ）。

対照的な二人が意気投合し、政治にまで手を出そうとする大物ヤクザと対決する。

美しき野獣 感想

やるせないバイオレンス・アクション。

「オールド・ボーイ」で主演以上にときめいてしまった悪役、ユ・ジテ目的で視聴。
同作とは全く別の役柄で、また魅力的だった。

クォン・サンウの作品は初だったが、まるでこれが素のように粗暴で汚らしくくてよかった。褒め言葉。

映画の韓国語原題は「野獣」のみ。邦題の「美しき～」がついてるほうが違和感があるかもしれない。

物語もスピード感があり、脇役も魅力的。
イ・ハヌィが個人的には嬉しかった。

ラストは切ないの一言、虚しい、しかしこれが現実なのかもしれない、というのがテーマ。

すかっとするわけでもないが、男性が好きそうな展開でエンターテイメント性はあるので、カップルで見るにはおすすめかもしれない。

美しき野獣 映画情報

公開年：2005年
上映時間：124分
原題：야수（野獣）
監督：キム・ソンス

美しき野獣 キャスト

クォン・サンウ：チャン・ドヨン、刑事
ユ・ジテ：オ・ジヌ、検事
ソン・ビョンホ：ユ・ガンジン、九龍組組長
イ・ジュシル：ドヨンの母
カン・ソンジン：チョ・ヨンチョル、ドガン組組長
チョン・ウォンジュン：部長検事
キム・ユンソク：チュ・ヒョンテ、ガンジンの右腕
アン・ギルガン：ヤン・ギテク、ドガン組幹部
イ・ハヌィ：パン係長
パク・ヒョックォン：同僚刑事
チョ・ジヌン：九龍組組織員
オム・ジウォン：カン・ジュヒ
チェ・ドンムン：パク検事
チョ・ソンハ：検事