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韓国ドラマ『トンイ』感想 – 長編時代劇の中でも最高傑作、見やすくて初心者にもおすすめ

4.5
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トンイあらすじ

奴婢の身分から王の側室となり、第21代王英祖(イ・サンの祖父)の母となった実在の女性、淑嬪崔(スクチョン チャン)をモチーフにした物語。

朝鮮王朝時代、最下層の身分の奴婢だったトンイ(キム・ユジョン/ハン・ヒョジュ)は、民衆のために戦う地下組織 剣契(コムゲ)の首長の娘であった。

ところが、父と兄は濡れ衣をきせられて殺されてしまう。トンイは父の汚名を晴らすため、事件のカギを握る女官を探す。

その女官は王 粛宗(スクチョン)の寵愛を受ける側室、張玉貞(チャン・オクチョン)。

のちに歴史に名を馳せる悪女 張禧嬪(チャン ヒビン)であった。

トンイ感想

『宮廷女官チャングムの誓い』を手掛けたイ・ビョンフン監督、安定の傑作。安心して見られる。

60話からなる長編時代劇というのは、見はじめるのに勇気がいる。
実際、自分はトンイを、4話くらいまでみてあきらめるということを数回繰り返した。

腹をくくってみはじめると、逆に「次は何を見よう」と悩まずに淡々と見ていけるのが良い。

適度にハラハラ、イライラ、次回が気になるという絶妙な展開。

イライラも展開スピードが速いのですぐに解消されるし、暗い展開が続きすぎず、タイミングよく挿しこ込まれるコミカルなシーンでストレスがないのがさすが。

トンイを演じたハン・ヒョジュ、スクチョンを演じたチ・ジニが、歴史ドラマであっても現代的な洗練さを醸し出している。

日本にはなかなかこういうラブコメディー要素のある壮大な時代劇というのはなかなかないのではないだろうか。

笑いあり、涙あり、探偵要素あり、見ていて全く退屈しない。

脇を固める出演者も貫禄あるベテランが固めていて非常にいい。

オクチョンを演じたイ・ソヨンが本当に良い、トンイを食う勢いの美しさ。
悪役がわかりやすくピリリと締めてくれる、こうでなくちゃ。

だれにでもおすすめできる、韓国時代ドラマ。頑張って見てよかった。
ただし長いので、全ての人には必ず見てとも言えない分、☆一つ減らして4点。でも限りなく5点だ。

トンイ ドラマ情報

公開年:2010年
話数:60話
原題:동이(トンイ 同伊)

トンイ キャスト

ハン・ヒョジュ:トンイ(同伊)、淑嬪(スクビン)チェ氏、肅宗の側室、英祖の母
チ・ジニ:肅宗(スクチョン)、朝鮮第19代王
イ・ソヨン:オクチョン、禧嬪(ヒビン)チャン氏、肅宗の側室
ペ・スビン:チャ・チョンス:剣契(コムゲ)の頭目
チョン・ジニョン:ソ・ヨンギ、捕盗庁の従事官
パク・ハソン:仁顕(イニョン)王后、肅宗の継室
オ・ヨンソ:仁元(インウォン)王后キム氏、肅宗の継室
ユン・チャン:世子、禧嬪チャン氏の息子
チョン・ドンファン:オ・テソク、南人派の重臣
イ・ゲイン:オ・テプン、オ・テソクの弟、掌楽院の目付役
チェ・チョロ:オ・ユン、オ・テソクの甥、漢城府庶尹
キム・ユソク:チャン・ヒジェ、禧嬪チャン氏の兄
キム・ヘソン:チョン尚宮、監察尚宮
キム・ソイ:ポン尚宮、監察尚宮
アン・ヨジン:チョ尚宮、禧嬪付きの尚宮
チョン・ユミ(1984年生):チョンイム、監察府の女官
カン・ユミ:エジョン、監察府の女官
オ・ウノ:シビ、監察府の女官
ハン・ダミン:ウングム、監察府の女官
イ・ヒド:ファン・ジュシク、掌楽院の直長
イ・グァンス:ヨンダル、掌楽院の楽師
チョン・インギ:キム・ファン、占い師
チェ・ラン:ユン氏、禧嬪チャン氏の母
イ・スク:パク氏、オ・テプンの妻
キム・ヘジン:ソリ、妓生、チェ・ドンジュの元恋人
パク・キルス:ファン武官、捕盗庁の役人
チョン・ホジン:チェ・ヒョウォン、トンイの父、剣契の頭目
チョン・ソンウン:チェ・ドンジュ、トンイの兄、掌楽院の楽師、剣契の一員
ヨ・ヒョンス:ケドラ、トンイの幼なじみ
チョン・ウンピョ:ケドラの父、剣契の一員
イ・ジェヨン:チャン・イッコン、大司憲
ペ・ソンウ:カン・ジョンヒョク、義禁府の軍官
チェ・イルファ:ソ・ジョンホ、ソ・ヨンギの父
キム・グァンイン:医官
イ・ボンギュ:豆木匠
ナム・ダルム:ウンピョン君、王族
イ・ジョンソン:清国の大使
チョン・ホグン:ピョン商会の主、トンイの命の恩人
キム・ヨンソン:ピョン商会の使用人
キム・ギョンリョン:ソリの執事
チャン・ソヨン:クモン、ソリの友人、妓生
メン・サンフン:キム・グソン、雲鶴(ウナク)
パク・ヨンジ:イム・サンヒョン、少論派の重鎮
ソン・ヨンジェ:ホ従事官、悪徳役人
イ・ソンホ:英祖(ヨンジョ)、ヨニン君(クム)、朝鮮王朝第21代王、トンイの息子
キム・ユジョン:トンイの少女時代