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韓国映画『もっと猟奇的な彼女』感想 – 前作ファンとしては怒りが沸いてくる

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もっと猟奇的な彼女(字幕版)
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もっと猟奇的な彼女 あらすじ

前作の”彼女”が、出家し、キョヌの恋はあっさりと終わる。

そこへ突然、初恋の中国人女性が現れる。

キョヌと彼女はとんとん拍子に結婚するが…。

もっと猟奇的な彼女 感想

こんなん冷めるわ、腹が立つ。

前作の二人の関係性をあっさりとぶち壊し、もともとなかった設定の運命的な初恋を割り込ませる。
全く違う映画や、パラレルワールドとしてならまだ許せるが、チョン・ジヒョン演じる彼女を”出家”ということであっさりないことにしてしまったのが許せない。

キョヌも、美人の初恋の人が出てくればあっさりとそっちになびく、前作の彼女がなかったかのように。
この映画の最後に思わせぶりなシーンが出てくるが、で?と言う感じ。
なぜならキョヌの一途な愛はすぐに翻るとこの映画で証明しているからだ。

もともと『猟奇的な彼女』でもそうだったが、
”女は男を殴ってもいい”という描き方が元来好きじゃない。さらに”美人だから許される”という描写も嫌い。

いろいろ楽し気な映像上の工夫がみられるし、中国のロケとかも大掛かり?に見えるが、全体的に本当にしょうもない。

花様年華のパロディ?のようなものが出てきたっけ。それはいいとして。

キョヌの会社の同僚として、日本人女優藤井美菜が出てきた。
パンダさんとハリネズミに出たりしていたが、久々に見た気がする。
韓国人にとって高嶺の花の美人、という役柄に本当にぴったりだと思う。
韓国人男性は日本人女性が大好きだからね。韓国作品において日本人女性の扱いは非常に良いと思う。
ゆうこという名前をユコシと呼ぶのも可愛い。

しかし、ラブコメのデレデレいちゃいちゃは本当に見るに堪えない。
こういうことは一般的に憧れるのか?

砂浜にグーグルマップに映るくらい大きく愛してる(ウォーアイニー)って書いて欲しいとか、全く良さがわからない。
嫌というか他に迷惑というか気持ち悪いというか、自分は心底嫌悪感が生じる。
本当にラブコメ向いていないと思う。。
こんな自分をハマらせたラブコメ、アクシデント・カップルは本当にすごいと思う。

男性はあういう執拗は奥さんが好きなんだろうか?
重いだけうざいだけ?美人なら?ベッドがよければ許せるということか?

馬鹿な疲れる女と嘘つき見栄はり夫の話。
映画を見ていてどんどん二人とも嫌いになる

前作猟奇的な彼女も同じような感情を抱いたが、最後にガツーンとひっくり返してくれた。

今作に関しても、そんなに愛しているなら、なぜその程度(話してくれなかったから)で別れるか?が意味不明だし、他の人は共感できるのか?
思わせぶりなヒント?残して去り、追いかけて行っても会えたのは偶然に近い。
偶然が運命というわけか?会えなかったらどうするの?すごく行き当たりばったりだ。

『ノッティングヒルの恋人』を見ても思ったが、別れを決めた男が再び現れたら恐怖でしかない。
再会しただけで復縁するとかが本気でわからない本気で本気でわからない。

ビクトリア本人は綺麗だと思うけれど、劇中の彼女は自分勝手で、旦那の職場までおしかけてめちゃくちゃにし、深い意味もなく出ていくという自分勝手さにへきえき。

韓国サイトを調べたら、そこでも不評の嵐だったようで少し安心した。
中国の資本が多く入っていたらしく、配慮したせいで変なことになったようだ。

前作関係ないただのラブコメとか、シリーズの全く違う世界線上なら、見流せたかもしれないけれど。。
見ていて前作で感じた感動を踏みにじられて落ち込む映画だった。

心を無にしたら楽しいのかな?

韓国の観光バスはいつか乗って見たいと思った。

もっと猟奇的な彼女 映画情報

公開年:2015年
上映時間:99分
原題:엽기적인 그녀 2(猟奇的な彼女2)
監督:チョ・グンシク

もっと猟奇的な彼女 キャスト

チャ・テヒョン:キョヌ
ビクトリア:彼女、シンシン(星)
ペ・ソンウ:ヨンソプ、MTJ通信同僚
藤井美菜:ユウコ、MTJ通信
チェ・ジノ:キム専務、MTJ通信
オム・ジソン:幼いキョヌ、チョンマニ(チビ太)
ユ・ウンミ:幼い彼女
ソン・オクスク:キョヌの母
チョン・ソギョン:彼女の叔父、師範
チョン・ジョンジュン:会長、MTJ通信