魚と寝る女 あらすじ
浮島の釣り場の管理人であるヒジンは、ときには釣り師たちに体を売って生計を立てていた。
たいそう愛想のない女だったが、ある日、自殺する場所を求めてやってきた男ヒョンシクに興味を抱く。
魚と寝る女 感想
故キム・ギドク監督作品。
自分は監督の私生活と作品は切り離して考えている、いや、切り離しているわけではないが、犯罪者(の疑い)があるからということで作品を見ることをボイコットすることはない。(もちろん他の方の価値観を否定するものでもない)
そのうえでキムギドク監督の作品は、とりあえず気持ちの悪いものが多いので、いやだなー見たくないなーと思いながら見ている。
そうして絶望的ながらも以外と可愛い話だったり、割と好きという作品もいくつかある。
だが、この作品に関しては「嫌いだ」
たしかに、情景描写はとても綺麗だと思う。淡水画のような、ファンタジーのような独特の浮島釣り堀。
そして展開されるのは独特のエログロ。
キムギドク監督あるあるの『しゃべらない主人公』
それに加えてこの映画は、残虐残酷描写がてんこ盛り。
魚やカエルはともかく、犬をああするのは・・・(注:犬は殺されるわけではない)
そして、釣り針という小道具を使った痛すぎるシーンの連続。
釣っちゃうシーンは思わず笑えたがこの絵が撮りたかったんだろうなと。。
「なにしてんねん」と突っ込みを入れたくなる。
性描写も官能的というよりはヘンテコ
そしてラストも、人によっては印象を残すラストなのだろうが
自分はなんだか笑ってしまった。「なんやねん」と。
キムギドク映画視聴コレクターじゃない限り、あまり得るものはないかな。
無理してみるものではなく、マニア以外にはおすすめではないと思う。
魚と寝る女 映画情報
公開年:2000年
上映時間:90分
監督:キム・ギドク
原題:섬(島)
魚と寝る女 キャスト
キム・ユソク:ヒョンシク、元警察官
ソ・ジョン:ヒジン、釣り場管理人
パク・ソンヒ(ソ・ウォン):ウナ、コーヒー配達
ソン・ミンソク:ダルス、警察に撃たれる男
チョ・ジェヒョン:マンチ、コーヒー配達主人
チャン・ハンソン:釣り客