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韓国映画『青い塩』感想 – ソン・ガンホの純愛ラブストーリー?たまにはこういうのもいい

4.0
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青い塩(字幕版)

青い塩あらすじ

ソウルの伝説的な闇組織のボスだったドゥホン(ソン・ガンホ)は、ヤクザの世界から足を洗い、母の故郷プサンに戻り、レストランを開いて穏やかに暮らすことが夢だった。

通い始めた料理教室で、一見ごく普通の少女、セビン(シン・セギョン)と出会う。彼女はかつて優秀な射撃選手だったが、闇組織の便利屋となり、ドゥホンの動向を探るために近付いていたのだった。

少しずつ距離が近づいていく二人だったが、ついにセビンはドゥホンを殺すように命じられる。

青い塩感想

ソン・ガンホ主演ということで、予備知識なく観た。

韓国の名作映画に数えられる『イルマーレ』の監督の一人、イ・ヒョンスンが手がけたそうだが、自分はイルマーレを見ていない。

韓国のやくざ映画はいくつか見ているが、とにかく暴力的で悲惨で悲しい結末が多い、だが独特の情緒と色合いで美しい、そこが魅力である。
ところがこの映画は、いい意味でその期待を裏切ってくれた。

結論からいうとハッピーエンドなのだ。

それでも展開はハラハラする。どのように結末をまとめていくか、深くうがって観賞するとさらに面白みが増すはずだ。

この映画ではとにかくソン・ガンホが間違いない。
JSAで見せた彼の頼れる兄貴な部分と、グエムルで見せたどこか抜けたコミカルな部分が、バランスよく体現されている。

そしてシン・セギョン。根の深い木で見たシンセギョンとは全く異なる、現代的な女の子をぴったりと演じている。
名前を見るまで、シンセギョンとわからなかったくらいだ。

周りを取り巻く脇キャラクターも、どれもピリリと個性が効いていて、シリアスでありながらもどこかギャグを感じる。

なんというか、”ふつー”なのだが、後味のうまみが残る、不思議な映画だ。

暇な休日に、スリルを味わいながら、ちょっといい気分になりたいなら、おすすめ。

深く味わう姿勢がないと、この良さが理解できないかもしれないので、自分としては5をつけてもいいくらいではあるが、あえて星は4つ。

ソン・ガンホがカラオケで歌う曲は『シグナル』のテーマ曲か?

青い塩 映画情報

公開年:2011年
上映時間:120分
原題:푸른소금(青い塩)
監督:イ・ヒョンスン

青い塩 キャスト

ソン・ガンホ:ユン・ドゥホン、元漢江組 ボス
シン・セギョン:チョ・セビン、元射撃選手
チョン・ジョンミョン:エック、ユン・ドゥホンの部下
イ・ジョンヒョク:ペク・キョンミン、ハンガン組ボス
ユン・ヨジョン:カン女史
キム・ミンジュン:K、カン女史の部下
イ・ギョンヨン:チェ顧問
キム・ルェハ:キム・ギチョル、チルガク会
オ・ダルス:ユク先生、元セビンの射撃コーチ
イ・ソム:イ・ウンジョン
チャン・ヨンナム:料理学校先生
キム・ジョング:ボス トゥ、チルガク会
チョ・ヨンジン:ボス キ、チルガク会
チェ・ドンムン:海雲台組 親分
パク・チフン:Q、カン女史の部下
チョン・ドンギュ:キム・マンギル、チルガク会 会長