推奴(チュノ)あらすじ
裕福な両班の家に生まれたテギル(チャン・ヒョク)は召使で奴婢のオンニョン(イ・ダヘ)と身分違いの愛をはぐくんでいた。
しかし、奴婢の身分に我慢できなくなったオンニョンの兄、クンノムが火を放ち、オンニョンを連れ逃亡する。
10年後、テギルはクンノムとオンニョンを捜し回るうちに奴婢を追う職業『推奴』になっていた。
一方、かつて朝鮮最強の武将と言われたテハ(オ・ジホ)は友人チョルンの裏切りにより奴婢に身をやつしていた。
テハは推奴テギルに追われる間、テギルの初恋の相手・ヘウォン(オンニョン)と出会い、行動を共にすることになる…。」
推奴(チュノ)感想
余韻にひたっていて感想を書くのにずいぶんかかってしまった。
史劇はどれがおすすめと聞かれれば、まずこれを見ろといえる作品に出会った。
歴史アクションだけれど、根幹は恋愛ドラマ。
あまりドロドロな三角関係が好きではない自分にとっても、非常に見ごたえがあった。
アクションが退屈じゃない、クオリティの高さ。
モムチャンサービス(俳優の身体)も、また見ごたえがあった。
かなり暗い話で、拷問など非常に悲惨な部分もあるが、息抜きのコメディとのバランスが良い。
個人的にお気に入りはハンソム(チョ・ジヌン)。そして清の使いがかっこよかった。
奴婢たちの反撃ドラマ、オッポク(コン・ヒョンジン)の周囲もよかった。
アン・ギルガンの子供好き設定もほのぼのとしていてほっとする。
宿屋の姉妹もよかったな、19の純情でパルジャを演じたお姉さん(チョ・ミリョン)と画家(アン・ソクファン)のラブラインも、かわいかった。
つっこみどころは何があっても絶対に顔が汚れない奴隷オンニョン(笑)こんなきれいな奴婢がおるか?
イ・ダヘはミス・リプリーで「韓国ドラマのエリカ様」というか、とにかく女に嫌われまくるだろう最悪美女のイメージが強烈だったが、チュノではしとやかで芯の強い女性に好感もてた。
ソルファ(キム・ハウン)はイラつくキャラとして有名?だが、自分はそれほどイラつかなかった。
馬を売って金をばらまいたときは最高にムカついたが、以後はまあ、大丈夫。
悪役も、それぞれの事情があって憎めない。
とにかくほぼすべての登場人物に、魅力があったな。
いくつか、気になる&もっと描写してほしかった部分はたくさんある。馬医のおじいさんの行く末とか。
とにかく登場人物がそれぞれ魅力的。多すぎてそれぞれ風呂敷をしまいきれていない部分は否めないが、、
ただ「細けぇことはいいんだよ!」と言わしめるほど、見ごたえたっぷり。
自分の中では史劇ナンバーワン。
曲も非常にクオリティが高く、サントラ(OST)を買おうかとまで思ってしまう。
★は限りなく5だが、切ない分1つ減らす。(見ればわかっていただけるはず)
とにかく後をひきずる、視聴要注意の作品。
名作、ぜひ見ていただいて、チュノ中毒を増やしたい。
推奴(チュノ)ドラマ情報
公開年:2010年
話数:24話
原題:추노(チュノ)
推奴(チュノ) キャスト
チャン・ヒョク:イ・テギル、推奴
ハン・ジョンス:チェ将軍、テギル一味、推奴
キム・ジソク:ワンソン、テギル一味、推奴
キム・ハウン:ソルファ、テギル一味、元芸者
オ・ジホ:ソン・テハ、朝鮮最強の武将、奴婢
イ・ダヘ:キム・ヘウォン/オンニョン、テギルの初恋の相手、奴婢
イ・ジョンヒョク:ファン・チョルン、武将、訓練院判官
ハ・シウン:イ・ソニョン、ファン・チョルンの妻、左議政の娘、脳性麻痺
ソン・ドンイル:チョン・ジホ、テギルのライバル推奴
コン・ヒョンジン:オッポク、奴婢、猟師
ミン・ジア:チョボク、オッポクの仲間、奴婢
イ・ハヌィ:オ捕校、テギルの依頼人
キム・ウンス:イ・ギョンシク、左議政
チョ・ヒボン:クッポン 両班狩り一派、オッポクの仲間
ユン・ギウォン:ウォン・ギユン、奴婢、詐欺師
アン・ソクファン:パン画伯、絵師
ユン・ムンシク:馬医
チョ・ミリョン:酒場の女将
ユン・ジュヒ:酒場の若女将
ソン・ソヨン:チャン、イ・ギョンシクが贔屓にする妓生
コ・ジュニ:ジェニ、平壌一の妓生
キム・ガプス:仁祖、朝鮮第16代王
キム・ジヌ:イ・ソッキョン、昭顯世子の息子
イ・ウォンジョン:ポクトン、訓練院奴婢の親分
イ・デヨン:ミョンアン、テハとヘウォンが身を寄せた山寺の僧侶
チェ・チョロ:ファン・チョルンが投獄された牢の囚人
ウィ・ヤンホ:テハとヘウォンを襲った山賊の親分
ユ・スンチョル:テハとヘウォンを泊めた老人
チョン・ホビン:シン将軍、イム・ヨンホの弟子
パク・ギウン:あの方
アン・ギルガン:チャッキ、テギルの元師匠、盗賊
チョ・ソンハ:イ・ジェジュン、テハらの支援者、大監
キム・ギョンリョン:カンアジ、両班狩り一派
キム・ヨンオク:ファン・チョルンの母