韓国映画好きのための動画見放題はU-NEXT

韓国映画『殺人の才能』感想

3.5
[PR] 本記事内には広告が含まれています。
本ページの作品の配信情報は記事投稿日時点のものです。現在は配信されていない場合もありますので、最新の配信状況は必ず公式サイトにてご確認ください。

殺人の才能(字幕版)

殺人の才能 あらすじ

勤めていた会社をクビになったミンス(キム・ボジュン)。ヒラ社員のままだったこともあり、なかなか再就職ができない。
恋人のスジン(ペ・ジョンファ)に愛想をつかされ、生活のために昼は肉屋、夜は運転代行の仕事をはじめた。
ある日、運転代行の仕事で自分の元同僚と会い、侮辱を受ける。

殺人の才能 感想

「殺人の~」とつく韓国映画はいくつかあるが、質や内容はマチマチだ。
この映画は、有名俳優がほぼ出ていない。少なくとも自分はほとんどの俳優を覚えていなかった。
何名か、他の映画で顔を見たことがあるような気がする、といった程度。

だが、有名俳優がいなくとも、この映画はなかなか良かった。
とくに主演のミンスを演じるキム・ボジュンの目まぐるしい変化が、大げさな感じはあるものの、とてもわかりやすかった。

ミンスが追い詰められていく様は、きっと誰もが共感できる。
だが、ミンスが『才能』に目覚めてしまってから、見ている者は彼についていけなくなる
その感じがなんというか見ていて自分はここちいい

ベッドシーンがやたら多い映画は、無駄な時間、と思ってしまいがちなのだが
この映画は必要性を十分感じた。ミンスの体もいいし
行動がいちいち演劇がかっていて、悲惨な話なのに胸糞の悪さがあまりしないのである。(個人の感想です)

ミンスの部屋もミニマルな感じで好みだし
映画全体のフレンチグレーといった感じの色あいがとても好きだ。
冬のソウルの寒さ、あの空気管が見ているだけで伝わってくる感じ。

プンサンケのチョン・ジェホン監督作品なんだ。
そしてワンステップ君と僕のメロディもこの監督だったんだ、えー作風違いすぎ。
でも、とにかく色のセンスが素敵だと思う。

結局は女がクズすぎてミンスに同情する。
時間が限られているので二度もみたいとも思わないが、意外と心に残る作品だった。

殺人の才能 映画情報

公開年:2015年
上映時間:103分
監督:チョン・ジェホン
原題:살인재능(殺人才能)

殺人の才能 キャスト

キム・ボムジュン:ミンス
ペ・ジョンファ:チョン・スジン
チョン・ボムス:チョン・ヨヌ、スジンの弟