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韓国映画『映画は映画だ』感想

4.5
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映画は映画だ(字幕版)

映画は映画だ あらすじ

アクション映画俳優のチャン・スタ(カン・ジファン)は、気が荒いため共演者に次々怪我を負わせ、ついには相手役を引き受ける俳優がいなくなってしまう。
そんなある日、カラオケバーでトラブルになったヤクザ(ソ・ジソプ)がいいキャラをしているため、共演を申し込むことに。。。

映画は映画だ 感想

タクシー運転手のチャン・フン監督。
脚本がキム・ギドク監督のものだということで、ちょっと精神的気合を入れてみたが、かなり見やすく面白かった!

映像がきれいだし、なんといっても主演のソ・ジソプの目つきに映画内ならずとも魅了される。
同じく主演のカン・ジファンの相変わらずの気性の荒いキレキレっぷりもいいし、この二人だけでもう豪華。

初見からして、ヤクザで無口なジソプが、少しずつうちとけていき、小さな幸せを見つけるも・・・という筋書きが見てとれてしまうのだけれど、なんというか、自分は専門家ではないのだから偉そうなことは言えないのだけれども、一つ一つのエピソードを丁寧に映像化しているというか、韓国ノワール映画のお手本みたいな感じの作りだと思った。

一応えげつない設定のベッドシーン的なものはあるが、裸などは映っていないし、上手いなと思う。
アクションシーンは映画の中の映画であってもすごいなとうなるばかり。あ、これ映画だっけ、本気だっけ、みたいな。

韓国ノワールあるあるなシーンも満載だが、グロさ痛さはそんなに(?)ないので、韓国ノワール初心者の人も安心して導入できると思う。

ダークなトーンであるものの、ちょっとほのぼのするところやコメディタッチな感じも入っててそこもポイント。
コ・チャンソクの監督は存在するだけでギャグ(いい意味)「アクション!」といういい方は全裸監督みたいで笑った。

俳優は俳優だよりも面白いという話は聞いていたが、たしかにそうだった!
おすすめ!

映画は映画だ 映画情報

公開年:2008年
上映時間:112分
監督:チャン・フン
脚本:キム・ギドク
原題:영화는 영화다(映画は映画だ)

映画は映画だ キャスト

ソ・ジソプ:イ・ガンペ、やくざ(カンペ)
カン・ジファン:チャン・スタ、映画俳優
ホン・スヒョン:カン・ミナ、女優
コ・チャンソク:映画監督
ソン・ヨンテ:ペク会長、やくざの親分
ハン・ギジュン:パク社長
パク・スヨン:イ室長、スタの事務所
チャン・ヒジン:ウンソン、スタの恋人