韓国ドラマ『愛の不時着』感想 – はまれなかった、リ・ジョンヒョクが苦手、でも話題を作った功績は大きい

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愛の不時着 あらすじ

韓国の財閥令嬢で実業家のユン・セリ(ソン・イェジン)は、パラグライダー中に竜巻に巻き込まれ、北朝鮮に不時着してしまった。

軍人リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)に一時救出され、韓国の国境を目指すが、あやまって北朝鮮の村にまで来てしまう。

そこは偶然にもリ・ジョンヒョクの住む村だった。韓国人がいるとわかれは保衛局に連行され、どんな目にあわされるかわからない。

リ・ジョンヒョクと部下の仲間達は、仕方なくセリをかくまうのであったが…。

愛の不時着 オリジナル・サウンドトラック

愛の不時着 感想

各所で話題になっているし、友人に「途中で死んだ人は続きが気になって成仏できないかも」と言われ視聴。

はまれなかった。面白くないわけでもないし、リタイヤしたかったわけでもない。
続きが気になる程度には見たけれど、途中で死んだら成仏できないほどでもなかった。

一番の原因は、リ・ジョンヒョクにはまれなかったこと。
はまれないどころか、苦手なタイプである。

ヒョンビン自身のことは、俳優として素晴らしいと思っているのでその点を踏まえて読んでいただきたい。

リ・ジョンヒョクはおせっかいで執着心の強い、面倒くさい男。
女のことしか考えず突っ走り、周りに大迷惑をかける。
親や部下たちがどうなるかとか、まるで考えていない。

特に、困った時は結局親の権力頼みである。
自分だけの力では責任がとれない。
音楽の道に進めたのも、結局親が権力者だから。

セリは最初は大嫌いだった。ドラマの描き方としてもうっとうしい傲慢キャラとして描いていたからそれ良いのだと思う。
だんだんと、現実的になり、覚悟を決めて韓国に帰国したから、好感に変わった。

しかし、それを揺るがすのはリジョンヒョク!
彼女を守るためとはいえ、財閥なのだからセリ本人に任せておけばよかったのだ。

セリもセリで、無防備すぎてイライラした。

あと、イライラしたのは何度も出てくる死んだかも描写。
どうせ死なないと思っているので本当に白ける。

バイクで追いかけて銃撃のシーンも、妙にピッカピカのバイクばかり気になる。
自分の家にはバイクがたくさんあるが、クローム部分をあんなに磨くのは非常に手間がかかるのだ。

スローモーションでかっこつけるシーンも、自分は演出家のドヤ顔が見えるようで好きじゃない。
それはトッケビとかでもそう思った。

このドラマは、壮大なセットや美しい画像は本当に素晴らしいと思う。
まるで映画並みに思えるが、ちゃちなところも多くてそこが冷めてしまう。

しかし全く泣けるところなし!さあここで泣け!という演出が透けて見えてしまって無理。

また小さな嘘がお粗末で没入感を阻害する。
たとえば初雪の降る時期に川遊びとか。
デジカメの画像を見るのにカメラを修理?とか

過去に実は会っていたというエピソードも無理やりすぎる。
橋の上から写真を撮った平地に移動するだけでも結構距離がありそうだが、そんなに長い時間一緒に居て印象に残っていたなら、ジャングルで最初に会った時点でなにか感じるはずである。

部隊メンバーは愛すべきキャラで自分も好きだが、あまりにも韓国に来た時の行動が幼稚すぎると思ってしまったし。。

最後のパラグライダー着陸シーンは、どうやってそこまで行ってピンポイントで待てていたのかが謎過ぎる。
何で何で?と思う事ばかりで、物語に集中できない。

外見至上主義ルッキズムも苦手である。
リ・ジョンヒョクとピョ・チスに対しての村人の態度の差とか。

イケメンのリジョンヒョクには親切にするが、そうじゃないと優しくしないというあからさまな描写。
令和になったらもうやめませんか。韓国に令和は関係ないだろうが、、、

どうして外見で差別されなければならないのか。
現実にそういうことは起こるし、身も蓋もないとわかっているが、
自分は見た目以外の理由がなくイージーモードになっているキャラクターに対しては全く好感が持てない。

どんなにわがままでめちゃくちゃなことをしても、周りは許してチヤホヤ…
ヒョンビン自体が嫌いなわけでは決してない、
シークレットガーデンキムサムスンでは傲慢御曹司を演じるわけだが、顔は良くてもその嫌な性格のためにある程度の制裁を受け、だんだんと改心していったり、金持ちの家を出たり、実力で成功や恋を勝ち取っていくから好感はもてる。

演じいて、その性格や、行動で、だんだんかっこよく見えてくるのが好きだ。

しかしリ・ジョンヒョクは国家間の犯罪レベルのことをしておきながら、大した罰も受けず、
家柄は良い、見てくれも良い、能力も優れている、欠点のない人間として描かれている。
敵は100%敵が悪い、リ・ジョンヒョクに非はない。財閥の娘を愛しているから拘束中でもおしゃれな服で病院の見舞いもさせてもらえる。
かなり見ていてフラストレーションがたまる。

同じ意見を持っている人がいないか軽く検索してみたが、いまだ見つけていない。
自分が世間からずれたような気がしてつらい。

また、北朝鮮の人たちを見下してる感じも嫌だった。
資本主義の札びらで(財閥のブラックカードで)施しをしてあげている。

国に帰れば貧しい生活に戻らざるを得ない人たちの気持ちを、考えたことがあるのだろうか。
チェ・ジウと会うシーンは可愛かったが、なんだか全般的にモヤっとする。

この『愛の不時着』は、嫌韓な年配男性でもハマったといったような話を聞く。

自分は、どうしてもこのドラマが特別な作品には思えない。
先ほども書いたが、映像は綺麗だし、ロケやセット、アクション、そして俳優の演技などは超一級だと思う。

だが、ドラマとしては、平凡。
決して多いとはいえないが、今まで約120本の韓国ドラマと、300本近くの韓国映画を見てきた。

このドラマでハマるくらいなら、他の多くのドラマでも間違いなくハマる。

それくらい、韓国ドラマ自体は平均的なものでも面白いのだ。
おそらくは、ネットフリックスで普段韓国ドラマを見ない人の目にもつくようになり、芸能人や著名人が話題にしはじめて、今まで見なかった層にも届いたのだろう。

これをきっかけに、他の色々な韓国ドラマや韓国映画も見てくれる人が増えると嬉しいと思う。

ちなみに自分はダンのキャラクターが好きだった。
このドラマに文句をいいたくなるのは彼女の結末が不満というのもあるかもしれない。

もちろん、良い部分もいっぱいあった。
コメディパートとシリアスのバランスが自分には良くないなと思ったが、多くの人はそうは思わないのだろう。

見て後悔したということはない、自分のようにハマれない人間のほうが珍しいと思うので、ほとんどの人にはおすすめできる。

韓国を嫌う人がこのドラマにはまるという話を聞くのは、とても嬉しい。
ただ、ハマらなかった人、ただのイケメンドラマと思った人も、韓流好きでもハマれなかった自分のような人間も少数かもしれないがいるので、
これだけが韓国ドラマと思わず、他のドラマ、また映画も見て欲しいと思う。

愛の不時着 ドラマ情報

公開年:2019年
話数:16話
原題:사랑의 불시착(愛の不時着)

愛の不時着 キャスト

ヒョンビン:リ・ジョンヒョク、北朝鮮の軍人
ソン・イェジン:ユン・セリ、セリズチョイス代表、財閥令嬢
ソ・ジヘ:ソ・ダン、ジョンヒョクの婚約者
キム・ジョンヒョン:ク・スンジュン、セリの元婚約者、詐欺師

チョン・グクファン:リ・チュンリョル、ジョンヒョクの父、北朝鮮総政治局長
チョン・エリ:キム・ユニ、ジョンヒョクの母、元女優

ヤン・ギョンウォン:ピョ・チス、ジョンヒョクの部隊員
イ・シニョン:パク・グァンボム、ジョンヒョクの部隊員
ユ・スビン:キム・ジュモク、ジョンヒョクの部隊員、韓流好き
タン・ジュンサン:クム・ウンドン、ジョンヒョクの部隊員
キム・ヨンミン:チョン・マンボク、耳野郎

ナム・ギョンウプ:ユン・ジュンピョン、セリの父、クィーンズグループ会長
パン・ウンジン:ハン・ジョンヨン、セリの母
チェ・テフン:ユン・セジュン、セリの長兄
ファンウ・スルヘ:ト・ヘジ、ユン・セジュンの妻
パク・ヒョンス:ユン・セヒョン 、セリの次兄
ユン・ジミン:コ・サンア、ユン・セヒョンの妻

コ・ギュピル:ホン・チャンシク、セリスチョイス広報チーム長
イム・チョルス:パク・スチャン、セリの生命保険の担当者

パク・ミョンフン:コ・ミョンソク、コ・ミョンウンの弟
チャン・ヘジン:コ・ミョンウン ダンの母、ピョンヤンデパート社長

オ・マンソク:チョ・チョルガン、人民武力部保衛局少佐
ホン・ウジン:チョン社長
パク・サンフン:オ課長

キム・ヨンピル:キム・リョンヘ、保衛局大佐
キム・ジョンナン:マ・ヨンエ、キム・リョンヘの妻
キム・ソニョン:ナ・ウォルスク、人民班長
チャ・チョンファ:ヤン・オクブム、美容師
チャン・ソヨン:ヒョン・ミョンスン、チョン・マンボクの妻
オ・ハンギョル:チョン・ウピル 、チョン・マンボクの息子

チョン・ギョンホ:チャ・ソンウ、スター、セリの元恋人
パク・ソンウン:ダンを乗せたタクシー運転手
ナ・ヨンヒ:北朝鮮の地下ブティック社長
キム・スヒョン:ドング、工作員、シークレットミッション
チェ・ジウ:チェ・ジウ

キム・テヨン:セリの少女時代

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