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韓国映画『サッドムービー Sad Movie』感想 – 泣けるかどうか、感受性を試すのにはおすすめ、自分は白けた

3.0
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SAD MOVIE<サッド・ムービー> (字幕版)

サッドムービー Sad Movie あらすじ

テレビニュースの手話通訳のスジョン(イム・スジョン)は、消防士である恋人、ジヌからのプロポーズを待っていた。

スジョンの妹で、聴覚機能が不自由なスウン(シン・ミナ)は、アルバイト先の遊園地で出会った似顔絵描きのサンギュ(イ・ギウ)に恋をした。

就職浪人中のハソク(チャ・テヒョン)は、スーパーレジパートのスッキョンに別れを切り出される。

忙しい母のジョンア(ヨム・ジョンア)は、小学生の息子(ヨ・ジング)に上手く接することができない…。

様々な事情を抱えた人たちに、やがて悲しい別れが訪れる。

サッドムービー Sad Movie 感想

泣けなかったな~。冷めた。

題名からして泣かせる気マンマンなので、お手並み拝見ときた。

映画の雰囲気は好き。古い映画だが、ダサさはあまり感じなかった。

出演者はほとんど、今も第一線で活躍している俳優だが、特に時間の流れを感じるのはヨ・ジング。
この映画がデビュー作らしいが、赤ちゃんのような可愛さが残っている。大きく

映像も韓国の普通の人たちの日常をフラットに表現しているようでいい感じ。
自分的には教保文庫の文学コーナーに行った時のような雰囲気を思い出す。

アシュラザ・キング監視者たち不気味な魅力を醸すことも多いチョン・ウソンが、ちょっとおまぬけな役なのが可愛い。顔も少し丸いし。

特別に金持ちとか、特別に貧困とか、そういう人たちではなく、ごく平均的な人たちの生活。
そういうのを眺めているだけで楽しいのだが・・・

この映画はそういう映画ではない、悲しい別れが最後にくるというネタバレを、映画のタイトルでしている。
さてどんな別れかと思いきや、特にヒネリがない。

死亡フラグびんびんである。もう少し裏切って欲しかった。

最後の映像、ちょっとおまぬけと思ったら本当にバカだったのか?そんな映像残すなよ。最後まであがいて脱出する努力しろ。
あんなの見せられたら恋人は一生PTSDになるわ。

・・・と思ってしまったので、自分は白けた。

こういう人間模様オムニバスは、それぞれのカップルが交錯する面白さもあるのだが、特に関連の必然性も感じず残念。

でもこれで泣いてしまう人もいるというのだから(そういう感覚の方の感受性を否定はしません)
自分のほうが特殊なのかもしれない。純粋な感受性の方には泣けるのかな?

どんより嫌な気分にはなるわけでもなく、俳優陣はイイ感じなので、見て損はないかも。
お試しにどうでしょう

サッドムービー Sad Movie 映画情報

公開年:2005年
上映時間:108分
原題:세드무비(サドムービー)
監督:クォン・ジョングァン

サッドムービー Sad Movie キャスト

チョン・ウソン:イ・ジヌ、消防署員
イム・スジョン:アン・スジョン、手話通訳
チャ・テヒョン:チョン・ハソク、無職
ソン・テヨン:チェ・スッキョン、スーパーレジパート
ヨム・ジョンア:ヨム・ジュヨン、インテリアデザイナー
ヨ・ジング:フィチャン、ジュヨンの息子、小学生
シン・ミナ:ハン・スウン、聴覚障害者、遊園地のぬいぐるみバイト
イ・ギウ:サンギュ、遊園地の似顔絵かき
キム・スンチョル:パク・ユンボク、ジュヨンの夫
アン・ギルガン:アン・ジョンボム、暴力をふるう男