シルミド/SILMIDO あらすじ
1968年、シルミド(シルミ島)という無人島に死刑囚が招集される。彼らの使命は北朝鮮の最高指揮者、金日成の暗殺を目的とする特殊部隊になることだった。
彼らは英雄となり生きるチャンスを得るため、死ぬよりもつらい訓練に耐えぬいていく。
実話を元に映画化され、大ヒットした。
シルミド/SILMIDO 感想
面白かった、という表現は不適切かもしれないが、2時間15分という長さも気にならないほど、一気にのめり込んでみてしまった。
一部映画のレビューサイトで、とんでもないダメ映画という評判を見ていたので、期待していなかったのだが、映画を見る目が養われていない自分には、これのどこがダメ映画なのかわからなかった。
泣かせよう泣かせようという意図も自分は感じなかったし、極限までに追い詰められた彼らの行動は、もちろん罪もあったが、どうしてそうなったのか、自分には十分理解できるものだった。
それもこれも、自分にとって知っている人が今現在入隊しているということで、韓国の兵役は感情移入せざるを得ないものだからなのかもしれない。
韓国人は、自分の国の「ダメさ」をわかっているからこそ、こういう映画が作れ、ヒットもするのだろうと思う。
重いだけではなく、さわやかな青春映画にすら思える場面もあり、自分はこの映画は好きだ。
・・・蛍の光は1回しか歌わないんだね。
「見たほうがいい?」と聞かれれば「見といたほうがいい」と答えるであろう一作。
シルミド/SILMIDO 映画情報
公開年:2003年
上映時間:135分
原題:실미도(シルミ島)
監督:カン・ウソク
シルミド/SILMIDO キャスト
ソル・ギョング:カン・インチャン、第3班長
アン・ソンギ:キム・ジェヒョン准尉
ホ・ジュノ:チョ中士
チョン・ジェヨン:ハン・サンピル、第1班長
イム・ウォニ:ウォニ、第1班訓練兵
カン・ソンジン:チャンソク、炊事兵
カン・シニル:チョ・グンジェ、第2班長
イ・ジョンホン:パク中士
オム・テウン:ウォンサン、訓練兵
キム・ガンウ:イ・ミノ、マンネ訓練兵
イ・サンホン:ジェヨン
チョン・ユミ:バスの中の女子高生
キム・ウォンソク:バスの中の男子学生