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韓国映画『The Net 網に囚われた男』感想

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The NET 網に囚われた男(字幕版)

The Net 網に囚われた男 あらすじ

北朝鮮の漁師ナム・チョル(リュ・スンボム)は、いつものように自分の舟で漁にでるが、網がエンジンに絡まり韓国側に流されてしまう。

一刻も早く妻子の元に戻ることだけが望みだった彼は、韓国調査官からの理不尽な拷問と転向の強要に耐え続けるが…。

The Net 網に囚われた男 感想

今年(2020年12月11日)、コロナで亡くなったキム・ギドク監督作品。
人それぞれ考えはあると思うが、確かに気は咎める…
自分はこの人が最低の人間だったとしても、教養として見ざるを得ない。

リュ・スンボムが北朝鮮の貧しい漁師を演じる。

簡単に韓国に入ってしまえるんだなという驚き、もちろんフィクション部分で簡略化シているとは思うが。

愛の不時着とは程遠いというか、おそらくこちらが現実に近いのではないかと思わせる

アンダーアーマーのジャージが皮肉がきいているきがする。
明洞ユニクロ前だったり、観光客気分でウロウロできるシーンは少しほっとする。

韓国(南朝鮮と言いたいが)の調査官の横暴を見ると、北朝鮮に味方したくなるから不思議
演じるのは愛の不時着で耳野郎を演じていたキム・ヨンミン。

結局どっちに転んでもつらい。統一が難しいのもわかる。
ラストシーンは本当に象徴的だし、監督の願いが込められている。

脚本も、お金のかからないシンプルな撮影方法も、映画の勉強のお手本にできる。

キム・ギドクプロデュースの南北ものの作品は意外とクセがなく見やすいものが多いイメージ。
というか、年齢を重ねるにつれソフトになってきたような気がする。

暴力的シーンも性的シーンも少ないというか無いに等しいので(とはいえ家族向けではない)、初心者にもおすすめかも。

罪があるなら生きて償い、できれば多くの作品を撮ってもらいたかった。

The Net 網に囚われた男 映画情報

公開年:2016年
上映時間:114分
原題:그물(網)
監督:キム・ギドク

The Net 網に囚われた男 キャスト

リュ・スンボム:ナム・チョル、北朝鮮漁師
イ・ウォングン:オ・ジヌ、韓国警護官
キム・ヨンミン:韓国調査官
チェ・グィファ:イ室長、韓国調査官
ソン・ミンソク:北朝鮮保衛部 調査員
パク・チイル:ミン部長、韓国幹部
ヤン・ヒョンミン:北朝鮮警戒所軍人
アン・ジヘ:ミンジャ、娼婦
イ・ウヌ:ナム・チョルの妻
ハン・ユジョン:ソリ、ナム・チョルの娘
イ・ソルグ:脱北者、リ・ドゥチュン
チョン・ハダム:チン・ダルレ、スンデクク店員
キム・スアン:北朝鮮、花を渡す少女