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韓国映画『スノーピアサー』感想 – ボン・ジュノ監督のファン以外にはあえておすすめしない

3.0
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スノーピアサー(字幕版)

スノーピアサーあらすじ

2014年7月1日、地球温暖化を防ぐための化学薬品が撒かれた結果、地球は氷河期に突入してしまう。

それから17年後の2031年、生き残った人類は列車“スノーピアサー”で暮らしていた。

後方列車の人々は、前方列車の上流階級の人間に奴隷のように扱われていた。虐げられた彼らがが革命を起こすため立ち上がった。

スノーピアサー感想

ボン・ジュノ監督が、何を伝えたかったのか?等のなぞ解きをしながら見ると、じわじわ面白い。

監督は韓国人、『パラサイト』のボン・ジュノ。だが、キャストがほとんど欧米人で主要言語が英語のため、なかなか感情移入しにくかった。

こういうのもスチームパンクっていうのかな?昔見た未来世紀ブラジルを思い出す描写。

この列車は現代社会の縮図を表している。私たちは暴走列車にずっと乗り続けているのだ。

そしてボンジュノ監督作品に一貫してつらぬかれている、わかりやすくえぐい格差社会の描写。

空想の世界の終わりではあるけれど、現実がそのまま投影されていると言っても過言ではない。

パラサイトの地下に住んでいた男のことを思い出した。自分が底辺に甘んじながらも、上層部を崇拝してやまない人間。

飼い殺しに(パラサイトのばあいそうではないが)されることを選択し、上にこびへつらっていればとりあえずは生きていける。そして同じ下層に住む人間よりも一段高い位置にいるという実感が得られる。

そういう人間をキーに使っているんだな。

なるほど、と思う部分が多い政治批判映画だった。

エンタメ映画として見たらあまり面白くない部類に入るかもしれない。

かなり残酷で汚い。

とにかくは、見て良くはあった。

自分はあんなプロテインバー食べないといけない状況になったら死を選ぶけどね。

スノーピアサー 映画情報

公開年:2013年
上映時間:125分
原題:설국열차(雪国列車)
監督:ボン・ジュノ

スノーピアサー キャスト

クリス・エヴァンス:Curtis、革命リーダー
エド・ハリス:Wilford、ウィルフォード
ソン・ガンホ:ナムグン・ミンス、セキュリティスペシャリスト
コ・アソン:ヨナ、ナムグン・ミンスの娘