半島の春 あらすじ
作家のヨンイル(キム・イルヘ)のもとに、知人の妹であるジョンヒ(キム・ソヨン)が訪ねてくる。
ジョンヒは女優志望であったが、撮影中の映画に彼女が入る役はなく、仕方無しにレコード会社に紹介される。
そんな中、映画『春香伝』の主演女優だったアンナ(ペク・ラン)が失踪する。ジョンヒはアンナの代役として女優になったが、ヨンイルは映画のために会社の金に手を付けて警察に捕まってしまう…。
半島の春 フル動画
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半島の春 感想
日本語字幕あり。
セリフも日本語があってちょっと脳みそが忙しい。
日本語の発音は完璧ではないか。
韓国語、当時は朝鮮語というべきか、今の言葉とは若干違う。
日本語と韓国語が両方分かる人だけが、セリフを完璧に味わえるのではないかな。
どの場面で日本語になるのか、とか。
パラサイトで気取って英語まじりで話すシーンがあったけれど、それを思い出す。
映画人はお金がなくては大変だったんだな。
映画の中のシーンからズームアウトすることで撮影の現場を見せたり
足元や雲の流れで心理や時間の流れを表したり
後ろ姿をずっと追うカメラワークなど、今でも参考になる場面が多い。
モノローグも回想もなくてもこれだけの心の表現力!
詩的情緒にあふれる朝鮮の人たちが作った歴史的な傑作。
半島の春 映画情報
公開年:1941年
上映時間:84分
原題:반도의 봄(半島の春)
監督:イ・ビョンイル
半島の春 キャスト
キム・イルヘ:イ・ヨンイル(李英一)、 脚本家、東亜レコード 会社員
キム・ソヨン:キム・ジョンヒ(金貞喜)
ソ・ウォリョン:ホ・フン、映画監督
ペク・ラン:アンナ(安羅)、女優
キム・ハン:ハン・ゲス、東亜レコード部長